パンパカパンー144・人間失格なんだにゃー
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田中「田村さん、あなたはいつ離婚するんだ?」
田中は思った。
やってしまった、これは警察失格でなく人
間失格だ。
声が聞えた。
人間失格なんだにゃー。
だが好奇心には勝てなかった、ネコのよう
にやってしまったのだ、何てことをしてしま
ったんだ。
声が聞えた。
ネコの真似をしちゃダメなんだにゃー。
だがもうやってしまったものはどうしよう
もない。
声が聞えた。
それはそれは合掌なんだにゃー。
佐藤が見てるな、どうしたんだ、おい親指
を立てるな、さすがにそれはまずいだろう、
おいなんで人差し指も立てるんだ、さらに中
指もか、さらに薬指だと何が起こってるんだ
最後に小指を立ててどういう意味なんだ、佐
藤は手を広げて、手首を支点に右左と回転さ
せた、これはバイバイって事か? 佐藤は俺
がもう終わりだと思ってるんだな、さっきの
は失言だった、まだ終わらんよ俺はまだだ。
佐藤は思った。
なんか変な顔してるな、なんか様子がおか
しい、何かあったのかわからないな、大丈夫
かな手を振ってみよう、反応しないよくわか
らないな、とりあえず様子を見るか。
田村「・・・・・・あのそれなんですが、も
う私離婚してるんですが」
「ジャカジャン」「ジャカジャン」
田中「なんだと・・・・・・とっとっとトイ
レはどこですか?」
田村「そこ、そこをまっすぐ行って、右に曲
がった所にありますよ」
田中「すいませんトイレをお借りします」
田村「どどうぞ」
田村は思った。
トイレにいっトイレと言いたかったが、い
えなかった、チャンスだったのに、やはり私
はダメな男だ。
田中トイレに向かった。
「ダッダッ」「ダッダッ」「ダ」
早歩きだった、田中がいなくなった後。
佐藤は思った。
なんかロンの様子がおかしい、何かあった
のか?
田村「オン、田中さんは我慢してたんですか?」
佐藤「ロン、そうですね変な顔してたから、
そうかもしれません」
田村「やはりそうでしたか、すぐに言っても
らえればよかったんですが、我慢しなくても
いいのに」
佐藤「そういう人なんです、仕事熱心で時々
忘れてしまうんですよ」
田村「そうだったんですね」
佐藤は思った。
でもかなり脱線してましたけどね、でも田
中さんの手かもしれない、こうやって相手か
ら情報を収集する、しかしロンの様子がおか
しかったのはこの事だったのか、田中さんの
心配をしてたんだな、まさか間に合うかを心
配したのか? わからない、だがまだ余裕が
ありそうだった、ダメなら合掌だな。
「ガチャン」
田中はトイレで考えていた。
田村さんは離婚していた、まてよそうなら
俺が考えていた計画はみんなパーだぞ。
考えが音をたて崩れ去った瞬間だった。
「ガラガラガラガラ」「ガラガラガラガラ」
「ガラガラガラガラ」「ガラガラガラガラ」
「ガラガラガラガラ」「ランドセル」
だがつい変な事も考えしまった。
ランドセルは今は関係ないな、まずい佐藤
と田村さんが二人っきりだ、まだ俺は二人を
疑っていたりする、佐藤は鈴木の肩を持つて
いたしな、3人に共通点がありすぎる、そう
尻フェチだ、だが離婚してたならなんで愛人
なんだ、恋人でいいだろう、何が起こってる
んだ、まさか俺はもてあそばれたのか? 佐
藤もグルじゃないだろうな、二人にもてあそ
ばれた、なら佐藤のあの行動もわかる気がす
る、いや違うなさすがにバカじゃなければあ
んな行動はしない、じゃあなんなんだあれは
謎だ。
おまけ。
「ピュウウゥウウゥウ」
「トリルリ」「ルリルリ」
「ルリルリ」「ルリルリ」
「ティテレ」「レッレ」「ッテ」
「テレレッテ」「レレ」
「ティテレ」「レッレ」「ッテ」
「テレレ」「テレレ」
「トット」「トット」「トット」
「フュルルル」
「トット」「トット」「トット」
「トット」「トドドド」