エンジェル―332・魂を売り飛ばした
文章のフォーマットを統一しました。
店の男「えーーーー」
店の女「ででーーーーですりんぐ」
声が聞こえた。
とんでもない事を聞くわね。そういうの嫌
いじゃないけどどうなっても知らないわよ。
すごい反応がありました。でもこれはどっ
ちだろう。
声が聞こえた。
えーそうなの。えまあいいけど。
店の男「いやだなお客さん何言ってんすか
彼女とはただ仕事の同僚ですからわかりま
すよねもう冗談きついですよお客さん」
店の女「ですりんぐ」
なんか平常モードですね。
声が聞こえた。
よかったのよ。暴走モードになったらどう
するの。かみつかれたら大変よ。
でも思うんですがすごく不自然です。
声が聞こえた。
確かにそうね。いっけん動揺したように感
じたけど言葉と心があってないような。この
人の性格と思ったけど違和感があるわね。
まさか本当に操り人形でしょうか?
声が聞こえた。
この人が操ってるって事。それで不思議な
言葉を使ってるのね。それならわかるかも。
つまり自作自演ですね。
声が聞こえた。
そうなるわね。
まあそんなのどうでもいいんですけどね。
声が聞こえた。
えーそうなの。
そうですよ。だってそれって僕になんの得
もありませんから。
声が聞こえた。
確かにそうね。何このへんに遠回りした感
じは何が起こってるの。
僕「ここは何の店なんですか?」
店の男「ここですかここはチャーハンの店
ですよ。美味しいですよチャーハン」
僕「チャーハンですか」
店の男「はいもちろんスープもついてます
よ。しかも日替わりです」
僕「どう変わるんですか?」
店の男「カレーをかけたりあんかけの卵を
かけたりオムレツ風にしたりハンバーグが
あったりと色々ですね」
なんと面白そうな話が食べてみたいと思っ
たり。
声が聞こえた。
それなら大事な事あるわ。
そうですね値段ですね。
僕「いくらなんですか?」
店の男「100万から100円ですね。あ
れお客さん驚かないんですね。もしかして
金持ちですかすごいですね」
まずい金持ちに思われてしまった。これで
は100円で食べれない。さっき聞いたから
なのだが。
声が聞こえた。
ならまだ策はあるわ。
そうだまだあった。
僕「違いますよ。ラーメン屋そうオーメン
で聞いたんです」
店の男「はあーラーメンラーメンのどこが
いいんだチャーハンだろう最強はチャーハ
ン最強」
まずい展開になりました。一番やってはい
けない事をやってしまいました。
声が聞こえた。
これは予想できたけどまさか切れるのね。
僕「あのすいませんそんな気はなかったん
ですが」
店の男「本当か信じていいんだな」
僕「本当ですよ。チャーハン最強」
声が聞こえた。
まさかラーメン魂を売り飛ばしたの。
ラーメン魂を売り飛ばした何を言ってんで
すか臨機応変ですよ。知らないんですか。