エンジェル―327・わかりませんがそれが事実です
文章のフォーマットを統一しました。
僕「そうなんですか」
話をしてると誰かやってきた。
客の男「おやじラーメン一つ」
店の男「ラーメンですね。わかりました」
何。
声が聞こえた。
どうしたの。
驚く事があります。
声が聞こえた。
もったいぶらずに早く言いなさい。お姉さ
んはこうみえてせっかちなのよ。
そうなんですね見えませんけど声だけです
からわかりません。
声が聞こえた。
そういうのはいいから早く言って。
なんと客もお面をつけてます。鬼の面です
けどね。
声が聞こえた。
鬼の面怖そうね。なんかわかってきたわ。
どういう事ですか?
声が聞こえた。
そこはお面を付けた人が食べるラーメン屋
なのよ。ラーメンおめんってね。
お面をつけたままでラーメンは食べられる
んですか?
声が聞こえた。
いい質問ね。マスクじゃないからどうなの
かしら。
店の男「へいラーメンおまち」
ラーメンが来ました。どうやって食べるん
でしょう。わかりました。なんかお面をつけ
てても食べられるみたいです。
声が聞こえた。
どういう事。
わかりませんがそれが事実です。
声が聞こえた。
普通のお面じゃないの。そういわれると化
学の力かしら。
さあそこはなんとも。
声が聞こえた。
なるほど特注ね。
店の人が僕に近づいてきました。
店の男「お客さんここはお面がないと食べ
られないんです。何故かわかりますか?」
質問来た。何故お面がないとダメなのか。
声が聞こえた。
何故かしら。
わからないんですか?
声が聞こえた。
私の答えじゃなくあなたの答えが必要なの
よ。この人もきっとそれを待っているわよグ
ッドラック。
なんとめんどうなでもわかりました。
僕「わかりません」
声が聞こえた。
ぶぶれないわね。さすがと言っておくわ。
褒められました。
声が聞こえた。
ああもうそれでいいわ。私の負けよ。
勝ちました。
声が聞こえた。
そう言われるとそれは認めたくないわね。
フェイクですか?
声が聞こえた。
フェイクじゃないけどポン酢にしとくわ。
ポン酢料理だったんですね。
店の男「お客さんわかおっと最近はそうい
うのダメでしたね。ここは誰かわからない
のがいいんですよ。そういう関係を求めて
お客様はラーメンを食べにくる店なんです」
僕「いくらなんですか」
店の男「一杯100万から100円ですね」
僕「一杯100万のラーメンがあるんです
か」
店の男「違います。ここのこのラーメン屋
がいつまでも続いて欲しい人はいくらでも
お金を出すんですよ。だからと言ってお金
の無い人もいる。だからその人がそう思う
金額を出してもらえればいいんです。ちな
みにラーメンは日によって違います」
声が聞こえた。
すごい話ね。
そうですね学生なら100円ってわけじゃ
ないんですね。さすがにこの話を聞くと10
0円で食べるのは勇気が要りますね。
声が聞こえた。
じゃあ100万払うの。
そんな金額言われたら払えるのはほこりぐ
らいです。
声が聞こえた。
そうきたのね。