エンジェル―325・これはいったいどういう存在なんだ
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僕は急いで注意して帰る事にした。なんせ
さっきの後だ気をつけないと。
声が聞こえた。
まあ帰るまでが旅行だからね。
旅行じゃなかったんだけどね。まじちょっ
とした旅行になってるのが事実だ。だが今日
は本当に何かあるみたいだ。
声が聞こえた。
どうしたの。
事故があったみたいだ。警察が来てる。
「ゾクッ」
何だこれはありえない。
声が聞こえた。
どうしたの。
いやコンビニによらなければ巻き込まれた
かもって今思ってゾッとしてる。大型車と車
が事故ったみたいでそれで他の車も事故って
る。玉突きってやつだ。時々ニュースで見る
けどまさか目の前で見る事になるとは思わな
かった。
声が聞こえた。
どういう事。
すごい事になっていて警察とかいっぱいい
てこれは通れない。
声が聞こえた。
えーどうするの。
どうもこうも回り道するしかない。また家
に帰るのに時間がかかる。怪我した人だけな
のか亡くなった人がいるのかわからない。も
しかしてもう怪我人はいないかも。
声が聞こえた。
どうしてわかるの。
救急車が一台もないからたぶん。それに警
察も動き回ってない。僕は一旦戻って違う道
を行く事にした。そこは裏道と言われてる所
だ。細い道で車もスピードの出せない場所だ
人気のない道を通る。周りは家ばかりだから
みんな真っ暗だ。だいぶ遠回りになってしま
った。だが不思議な事がある。
声が聞こえた。
何が。
あれだけの事故なのに警察が誘導してない
のが変だ。
声が聞こえた。
どういう事。
普通は通れないなら人を立たせて通行止め
にしないとしてくれてたら僕もここまで来て
ない。
声が聞こえた。
確かにそうね。
まあ警察にも事情があるかもしれないけど。
声が聞こえた。
どんな。
それは警察に聞いてください。
声が聞こえた。
確かにそうね。
僕はまたしても信じられないものを見てし
まった。
声が聞こえた。
今度は何が見えたの。
ラーメン屋です。
声が聞こえた。
ラーメン屋こんな遅い時間にまああるかも
しれないけど。
違います。
声が聞こえた。
何が違うの。ラーメン屋じゃないの。
ラーメン屋なんですけどねラーメン屋なん
ですけどこれ屋台なんですよ。
声が聞こえた。
屋台屋台こんな時間に客が来るのかしら。
知りませんよそんな事。でも客はいません
しかも音も鳴ってません。
声が聞こえた。
ああ例のあれね。
そう例のあれですね。
声が聞こえた。
でも流石にこんな時間じゃ怒られるでしょ。
ですが鳴らさないとわかりませんよいるの
がこれはいったいどういう存在なんだ。目的
がわからない。