エンジェル―320・いや認められなあーー
文章のフォーマットを統一しました。
かい「決まってるじゃない変態パンダなら
変態のパンダがいるって事になるけど」
ちょう「ああ逆ならパンダが全部変態にな
るって事ね」
かい「そうよそれだけはなんとしても避け
たかったの」
ちょう「確かにそれはダメね。いや認めら
れなあーー」
ちょうの雰囲気が変わっていた。かいは危
険を感じてすぐに話題を変えた。
かい「エンジェルたなかはたぶん勘違いし
てるわね」
ちょう「何が」
かい「お菓子よ」
ちょう「ああ私達が食べると思ってたのね」
かい「そう私達は必用な人にあげる事によ
って別の物をもらうんだけど」
ちょう「でもそれをエンジェルたなかさん
に理解してもらうのは難しいって事ね」
かい「そうなのよね。このお金も私達じゃ
使えないし」
ちょう「それはルールだからそんな事でき
たらやりたい放題だしね。お金をもらって
お菓子を買うなんて許されない。でもこれ
は特別だし」
かい「そうね物には力の有る物と無い物が
ある。ただの石ころに見えて力のあるもの
もある。もちろんたいていは力のないただ
の石だけどこれは誰かが力を加えたのか最
初から力を持ってるかわからないけど」
ちょう「持ってたら何かあるかもしれない
わからないけど」
かい「そうだからもらったんだけど」
ちょう「やっぱりエンジェルたなかさんが
持ってたのは偶然かな」
かい「たぶんね。この世界はそんな都合よ
くできてないからこれがそうならできすぎ
てる。この世界のバランスが心配になるレ
ベルね」
ちょう「でもとりあえずもらったんだね」
かい「そうね。あの時は判断が難しかった
からもらう事には害はないし私達の好感度
が上がったのも嘘じゃないし」
ちょう「そこは嘘は言ってないね。それに
私達は嘘はつけないしね」
かい「そうだよね」
ちょう「それでどうするの」
かい「どうするいつも通りよ。なるように
しかならない」
ちょう「そうね。なるようにしかならない
ね」
こちらでは植木は自転車に乗っていた。だ
がコンビニの前で止まった。自転車を降りて
鍵をかける。
「ガチャン」
コンビニドアを開く。
「ピポピポピポピポ」
客が来たと知らせる音が聞こえる。コンビ
ニで歌が流れていた。
「みんなの為のコンビニの平和を守る正義
の味方」
「マッチョマッチョファミリーマッチョ君
も僕の家族だ」
僕は※ファミリーマッチョに来ていた。
声が聞こえた。
ファミリー抹茶って何。
それってお約束ですか?
声が聞こえた。
つまんないやつね。
もう遅いですからパワーローです。
声が聞こえた。
ローパワーね何しにきたの。
後田さんがファミリーマッチョがラーメン
を出してるって教えてもらったので買いに来
たんです。ここでしか買えないみたいで聞い
てなかったんですか?
声が聞こえた。
トイレか居眠りね。
そうかトイレも行くんですね。
声が聞こえた。
いえトイレなんかいかないから。何を言っ
てるのかしら。
※ファミリーマッチョは「世の中を笑うやつらがそこにいる」で出てくるコンビニです。