エンジェル―284・ダメだ通じてない
文章のフォーマットを統一しました。
声が聞こえた。
もひとつおまけに塩ラーメン。
塩ラーメンですか。
声が聞こえた。
白菜しいたけ人参。
メルさんがおかしいこれがメルヘンなのか。
声が聞こえた。
落ち着きなさい私はこうやって精神統一し
てるのよ理解しなさい。
そんなバナナ。
声が聞こえた。
そうなのあなたはバナナなのね。
いいえバナナは関係ありません。
声が聞こえた。
まさかのブラフ私に対してこんな時にやる
わね。しかもバナナを使うなんて。
ああこの世界が混沌になっていく。
声が聞こえた。
こんとんまたこんとん。
ダメだもはや修復できないのか僕がやらな
いと逃げちゃダメだ。
僕「結局何が言いたいんですか?」
妖花「まあこのような日本人の体質と世の
中の流れがあってたんだ。しかもまだテレ
ビも冷蔵庫も洗濯機も持ってない人がいた
からな。それで経済が上がって行った。し
かも欲しいからみんな働いたわけだ。だが
これも全世帯が持っていたら売れるわけじ
ゃない」
僕「確かにそうですね」
妖花「だが偶然か必然なのかさらなる物が
あらわれた何かわかるか?」
さらなる者があらわれたそうですよ。
声が聞こえた。
そんなものは早く捨てなさい。
ダメだ通じてない考えるんだ。わかったぞ。
僕「DVDですね」
妖花「残念だが違う。それはビデオだ」
僕「ビデオですか聞いた事があります」
妖花「初めは業務用しかなかったが値段が
下がって家庭用になったんだ。だが当初は
高かった。その後二極化が起こった」
僕「二極化って種類の違うやつですか」
妖花「そうだな。それも非常に大きな問題
だった。画質優先か録画時間優先か」
僕「どうなったんですか?」
妖花「結局安い録画時間優先になったんだ
。二極化と言うのは安いやつと高いやつだ
な。高いやつはめちゃくちゃ高かった。こ
のビデオのおかげで経済が盛り上がったん
だ。とんでもない状態にな」
僕「そうなんですね」
妖花「信じられないだろうがこの時は新製
品が三ヶ月ぐらいで発売してたんだ」
僕「どうしてそんな事に」
妖花「それは時間をかけていたら客を取り
返せないからだ。逆転するなら早い方がい
いってやつだ」
妖花「だがこのビデオより後が出なかった
。それにこのことにより一つの考えが起こ
ったんだ」
僕「なんですかそれは」
妖花「当たりか外れかどっちなんだってや
つだな。結局画質優先したものは録画時間
に負けた事になったからな。その損害もで
かい」
妖花「だから人々はすぐに飛びつかず警戒
するようになったんだ。つまり飛ぶのが大
好きカエルじゃなく冷静になって様子を見
るカメになったんだ。このように無かった
ものはすごい事になるがその後はそこまで
の事は起こらなかった」
僕「それが原因ですか?」
妖花「いや例えばテレビなんかはブラウン
管から液晶に変わった。当初は寿命が短い
とか暗いとか言われてたがどんどん良くな
っていったわけだ」