エンジェル―265・生粋の変態
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さて今頃は終わってるかもしれんな。あの
妹の不信な動きあれは獲物を狙う獣や。今ま
で何度もチャレンジに失敗していた。やはり
恐怖が邪魔するんか好奇心はネコを殺すと言
うが妹はそこまで欲望に忠実ではなかった。
うちは見ていたんや。
「ジャジャン」「ジャジャー」
幽体のひめは見たや。だが前はこれんかっ
たけど今回は来るやろう。いや必ず来てるな
まちがいないで危険がないとわかったみたい
やしな。もう妹の欲望を止める物は何もない
はずや。だが残念やったなこっちも万全や。
こっちにはブレインのうちがおるさかいな。
ちゃんと仕込みはさせてもらったしな。あい
つにはちゃんとするように言ってある。あれ
もうちのオーダーや。普段のあいつが着てる
物なんて中学生には危険で見せらへんで純粋
な妹がどす黒くいや変な道に走ったら大変や
しな。うちの手で変態にだけはさせんように
せなな。実の妹ちゃうけどな。ケケケの妹も
実は個性的でよかったんやけどな。まああれ
では社会生活が心配やしな。ある意味安心し
たわ。あいつはしっかりしてるけど根っこの
部分は生粋の変態やからな。まあこれで妹は
あきらめるやろう。しかも自分と同じ様なパ
ジャマやしな。ガッカリの数値ははかりしれ
んやろうな。
「ガッカリ」「ガッカリ」「ガッカリ」
ガッカリのフィーバーやな。確認したかっ
たけどな。さすがにうちもそこまで悪ちゃう
しな。
だがこちらでは。
妹は考えていた。
何かがおかしい私ははめられた。いやあれ
がそうなのか本当にそうなのか現実なのかな
ら現実ってこんなものかだが友達の姉の話は
強烈だった。だがそれは個性かもしれない。
そう友達の姉が普通とは違うわけだ。考えす
ぎなのかだが何か気にかかる。自分はこうい
う感が働く。今回も強くはないがそんな気が
した。このモヤモヤをいったいどうすればそ
うか。
「フフフフ」
どうやらいい考えが浮かんだみたいだ。だ
が遅いので今日は眠る事にした。
妹「おやすみなさい」
「ガーガー」
妹は寝た疲れていたのだろう。この家のみ
んなが眠りについたと思われたがまだ起きて
るものがいた。そのものは考えていた。妹は
普通だが姉は変わっていた。いやそんな言い
方では表現できない。頭がいい勉強ができる
だが人と関わりをもつのは苦手だった。喋る
のが苦手。それは大きくなるとさらにわかる
ようになった。こういう子は日本では難しい
みたいだ。日本では飛び級など認められてな
い。それに外国で生活そんなお金もない。学
校に行きたくないと言われた時は考えてしま
った。勉強ができないから行きたくないとは
訳が違う。どうやって娘に言えばいい。欲し
がるのは見てもわからない難しい本ばかりだ
父親に話したら様子を見ようと言う事だった
これは先生も同じだった。所がある時に部屋
から出て来たらすっかり変わっていたまるで
別人だ。