エンジェル―256・なんかすごい話
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ああほんまやちょっとまってくれ私何で言
ったんやろう。
声が聞こえた。
そんな事言われてもうち知らんわ。おまえ
普通に喋ってたでああ。
どうしたんや?
声が聞こえた。
なんでもないで。
エリアンなんや恐るべしやな。ちょっとま
った私もっととんでもない事言った気がして
きた。何を言ったんや私なんか本当やばい気
がしてきた。
声が聞こえた。
ああ。
どうしたんや何かわかったか?
声が聞こえた。
あーいやそれはやな気のせいちゃうか。
えそうやろか、なんかもやもやするんやけ
どな。
声が聞こえた。
そうやっておまえ気にしすぎや。
そうかならよかったわ。
声が聞こえた。
それより妹まってるで。
そうやな。
「私は生きてる頃は幽体離脱してたんやけ
どな体から離れてた時にや火事があってな
結局体が燃えて生霊中に死んでもうたんや
だから死んだ実感がないねん」
妹「ほほんまですか?」
「ほんまやだから幽体離脱は危険があるか
らな油断したらあかんねんけどななんか巻
き込まれてな」
妹「巻き込まれてどういう事ですか?」
「つまりや私の家が火元やないんやそれは
調べたからな」
妹「調べたどうやってですか?」
「それは消防隊員が言ってたからな。それ
を聞いたんや」
妹「なるほどそうですか」
「わかってもらえたか私は行くとこないし
な幽体じゃ何にもできんからな姉ちゃんの
体に入ったんやおかげで動けるしな人とし
てああそうや」
妹「なんですか?」
「姉ちゃんは運動不足やしな苦労したわ。
これでも結構鍛えたんやで」
妹「そうですか通りでなんか違うと思いま
した。いや別人かと」
「聞きたい事あるんやけどな」
妹「なんですか?」
「姉がいないと寂しいか?」
妹「ええーそんな事言いましたか」
「えーちゃうんか?」
妹「いやあの人私に全然興味ないからおっ
てもおらんでも一緒ですわ」
「えそうなんか」
妹「だって私の事姉に頼まれたわけじゃな
いですよね。正直に言ってください」
声あ聞こえた。
妹えらい事聞いてきよったで、でどうやね
ん。
ああ聞いてないな。
声が聞こえた。
やっぱりな。うち妹気の毒に感じてきたわ。
でも人の家の問題やしな。
声が聞こえた。
何言ってんねんおまえ充分当事者やで。
ああそうやったな。
声が聞こえた。
おまえこれぼけなんか?
いやそんなん言われてもやな。結構大変や
ねんで対応がわからんようになるって。
声が聞こえた。
まあ確かにそうやな。
「そうやななんも言われてへんわ」
妹「ですよね私もさすがに生きてるのかど
うかは気になったんですよ」
声が聞こえた。
なんかすごい話になってきたな。
なんかすごい話で聞きたくないな。一人っ
子やったし姉妹ってこんななんか?
声が聞こえた。
いやここが特殊やと思うで。
それ聞いたら救われるな。