エンジェル―149・変な事
との「エリアン嘘はいけないわ。それにつ
くならもっとましな嘘をつきなさい」
エリアン「えこれ信じられないですが真実
です」
との「でもそれなら何の為なのおかしすぎ
るわ」
エリアン「あのもともとわけのわからない
話なんですが」
との「それはわかってるけど偶然なの。そ
んな偶然があるの。何か変な事はなかった」
エリアン「変な事ですか信じるかわかりま
せんが僕の頭の中には色々な人が時々出て
くるんです」
との「どういう事」
エリアン「言葉の通りですよ。まあ妄想と
言われますけど普通に会話ができる人も人
って言っていいかわかりませんがいます」
との「でそれがどうしたの」
エリアン「実はあっちの時にそれもあった
んです」
との「つまりいつもの頭の人と会話できた
って事」
エリアン「はい」
との「もしそれが本当ならこれはかなり特
別な事ね」
エリアン「そうなんですか」
との「相手がわからないから何者って言う
けどその何者からみたら雑音でしょ。それ
はかなり考えられない事が起こってる気が
するわ。一人だと思ってたら何人もいるの
と同じね。ああ」
エリアン「どうしたんですか」
との「いえなんでもないわ」
どうしたんでしょう。
声が聞こえた。
それは後のお楽しみかな。かなかな。
だしおしみですか。
声が聞こえた。
それは考えすぎかな。かなかな。
わかりました。
との「それでどうなったのその後はボタン
の後よ」
エリアン「その後はゲームをしましたね」
との「それはどんな」
エリアン「ロボットを動かすゲームでした」
との「あなたはロボットだったのよね」
エリアン「その時はゲームをやってる感じ
でした。テレビ画面を見てる感じですね。
自分はよくわかりません」
との「もうちょっと詳しく言ってもらえな
いかしら」
エリアン「最初は人間でした」
との「えどういう事」
エリアン「だからテレビゲームみたいで扱
うキャラは人間で武器を選択して使って怪
物と戦うゲームです。弱いけど仲間もいま
す」
との「それでどうしたの」
エリアン「そのうちに怪物で巨大なやつが
出てきます。これは無理じゃんって思った
ら」
との「無理じゃん」
エリアン「いえこれは無理やと思ったら巨
大ロボットの操縦ができるようになってロ
ボットは操縦側と攻撃側に乗り込む場所が
別れていて最初は操縦側でしたがその後攻
撃側にも乗り込めるようになって」
との「それでどうなったの」
エリアン「武器をどこに使うか指示が出て
その指示で武器を選択して攻撃してました」
との「それでその後はどうなったの」
エリアン「無理かと思ったんですが最後ラ
スボスを倒して意識が遠くなりました」
との「なるほど。それでどうなったの」
エリアン「それが今度も巨大なは怪物と戦
うって画面をみせられました。操作は武器
担当の時と同じ指示がきました。ただ実際
に巨大怪物と戦ってたみたいです」
との「えそれってどうしてわかったの」
非常にまずい事を言ってしまいました。
声が聞こえた。
どうしてまずいのかな。かなかな。
これはちょっと喋れない事なんです。
声が聞こえた。
それならなんとなくそう感じたって言った
らいいかな。かなかな。