エンジェル―115・違和感がない
ああちょっと酷いんじゃないですか。
声が聞こえた。
んんじゃあね。良い事を教えてあげるね。
なんですか。
声が聞こえた。
情報は武器になるんだよ。今回の件で色々
ととのに情報渡したらどうなると思う。
どうなるんですか。
声が聞こえた。
人にもよるけど確実に化学反応が起こるか
ら。
化学反応ですか。
声が聞こえた。
そうよつまり上手く使ってくれる人に情報
を渡せば色々と戻ってくるわけ。
なるほど。
エリアン「ではどうしてそうなったか話ま
すね」
との「どうしたのあらたまってまあいいわ
言ってくれる」
エリアン「実はテンテケテンってラーメン
屋を知ってますか」
との「え知ってるけど」
エリアン「そこで謎のメッセージを出した
人がいたんです。テンテケテンの常連なん
ですけど」
との「ちょっとこれって何の話なの」
エリアン「まあ聞いてください話の流れと
して」
との「わかったわ」
エリアン「それで暗号化されたメッセージ
は王が生まれたって事がわかったんです。
それでテンテケテンに行ったら。日にちと
時間を指定されて行ったら王の意味がわか
ったんです」
との「ラーメン屋に王ってどういう事」
エリアン「それが王は激辛ラーメンゲッソ
リの最上級ラーメンだったんです。名付け
て激王。それを食べる人が出たって話なん
です」
との「なるほどその後の話って事ね。ああ
わかったわ」
どうやらとのにわかってもらえたみたいで
す。
声が聞こえた。
なるほどね。例の呪いの話だね。
はいこれで少しは場所の特定ができるかと。
エリアン「はい帰る時です。知ってる人に
会いました。男を見なかったかって後は同
じですね。ちょっと変な答え方をしてたら
突然ああ話は全ては覚えてないのでだいた
いですよ」
との「わかったわ」
エリアン「気がついたら寝てたんです。だ
から帰って疲れたからすぐ寝たのかと思っ
てそれで台所に行ったらごはんができてて
今日はカレーって言われるんです」
との「普通の話ね」
エリアン「ここまではカレーを食べてると
気がつくんです」
との「どうしたの」
エリアン「なんとカレーの中に今まで気づ
かなかったのに缶コーヒーが入ってたんで
す」
との「なるほど夢感覚ね」
エリアン「なんですかそれ」
との「夢感覚って言うのは現実の世界は物
が突然現れるって事はないけど夢ではよく
あるって事なの夢では知らない間に違う話
になってるでしょ。でも違和感がない」
エリアン「違和感がない確かにそうですね」
との「そもそも人間は夢か現実か判断させ
る為にわざとそうしてるのよ」
エリアン「わざとどういう事ですか」
との「それは脳が夢だと理解しないとダメ
だからよ」
エリアン「それっていったいどういう事で
すか」




