エンジェル―43・動き
文章のフォーマットを統一しました。
声が聞こえた。
信じられないけど本当なの。
こういう話はあっても外に出ないんです。
何故かわかりますか。
声が聞こえた。
何故って何故からしら教師が秘密にして生
徒も喋らなければわからないわね。
そうなんです。だから誰も知らなかったん
です。教師のガードは完璧でした。ただ一
度なら隠せますがその子も半身半疑だった
んです。
声が聞こえた。
でも又起こってしまった。
だがここでもおかしな話が起こります。
声が聞こえた。
何が起こったのいったい何が。
トイレが洋式だからじゃないかって話にな
ったんです。
さすがに和式は無理ですからね。信じられ
ますかこんな話。
声が聞こえた。
まさかそんな事が信じられない。
教師達はかなり話合った。それはもうかな
りの時間。でも結局結論が出ないで保留に
なります。それはそうでしょう。誰もそん
な事に関わりたくない。なんでそうしたっ
て聞かれても明確に答えられない。
ライム「それでどうなったの」
僕「わからないので様子見ですね。子供は
無事なので今回も教師達は偶然だと思った
みたいです」
声が聞こえた。
偶然ね。
正確には偶然と思い込みたかったんです。
ライム「でもその言い方ならまだあるのね」
僕「はい次は3カ月後ですね」
ライム「どんどん短くなってるのね」
僕「そうです。でもまだ学校は動きません
それに僕らもまだこの段階では知る事がで
きません。学校側はそんな事があっても偶
然と片付けたわけです」
声が聞こえた。
まあ何もないなら動かないのが教師よね。
そうこれはまだ偶然で済まされる話だし生
徒は無事ですから教師は問題にしたくなか
った。いや考えたくなかった。
ライム「その話ぶりならまだあるのね」
僕「そう次は一ヶ月後ですね。当時学校で
は洋式のトイレを増やす話が止まってしま
います」
声が聞こえた。
これって大変じゃない。
そうですね色々と言われてました。
ライム「さすがに教師も考えるようになっ
たのね」
僕「それに子供の口止めも厳しくなってき
ます」
ライム「確かにそうね。それに加速してる
気がする」
僕「そうです。次は一週間間後です」
ライム「かなりやばいわね」
僕「ただこうなると教師も動きます」
ライム「どうしたの」
僕「問題のトイレを使えなくしたんです。
当時の校長の指示でした。もちろん故障中
って事でただそれは誰が見てもおかしな対
応でした」
ライム「どうしたの」
僕「人が入れないように板を張り付けたん
です。普通はしないですよね」
ライム「まさかそんなありえない」
僕「本当の話です。さらに事件が起こりま
す」




