第四十二章 つっこみ
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今日はサチコにつっこみを教えてる。どう
やらテレビを見て興味を持ったみたいだ。
ただ人形の体で木のボディで胸をたたかれ
るのは。
三上「痛い。痛いぞ」
これはいけない。
三上「サチコブレイクだ」
いつのまにかプロレスみたいになっている。
これはっつこみでなくチョップだ。しかた
ない対応しなくてはサチコの手にクッショ
ンをつけることにした。おーこれでいたく
ない。いたくないなんていいひびきだ。い
たくない。しかしあることに気がついた。
はたから見ると人形に胸を叩かれるただの
変態だ。しかもサチコの声は他の者には聞
こえない。考えて見た。あひらめいたぞ。
早速実行することに。作ったものをサチコ
にもたせた。サチコがもってるのはふだだ
ふだにはこうかいてある。なんでやねん。
なんでやねんのふだだ。完璧だ。たたく時
はふだをあげさせるのだ。しかしひとつ困
ったことがおこった。そもそもどういう時
になんでやねんとっつこみを入れるかそこ
がよくわかってなかった。とりあえず今は
でかい人形なので小さい人形にして座敷ワ
ラジに相手をさせることにした。
座敷ワラジ「なんで」
「ビシ」
座敷ワラジ「僕が」
「ビシ」
座敷ワラジ「こんなめに」
「ビシ」
座敷ワラジ「あうんだ」
「ビシ」
座敷ワラジ「にょー」
「ビシビシ」
三上「俺は笑いのなんたるかを考えるので
その間サチコをたのむ」
と言って放置プレイを実行した。そのうち
サチコもあきるだろう。サチコがあきるの
に三時間かかった。相手しなくてよかった
文句言うワラジにはビール一本をやること
にした。実にリーズナブルだ。ワラジは文
句たらたらだったがサチコはふだが気にい
ったのか背中にふだをつけて生活するよう
になった。それぞれのサイズでふだを背中
につけて行動するのでお客様にお茶を出す
時に有名になってしまった。お茶を出した
かえりになんでやねんが見えるのでなぜか
これがうけた。いまではわが寺でキーホル
ダとしてなんでやねんのふだがうっている
そのうちなんでやねんの寺って言われるか
もしれない。なんでやねん。おーこういう
使いかたをするのか少しかしこくなった。
しかしこれにはまだまだ修行が必要そうだ
なんでやねんの道は厳しいのだ。なんでや
ねん。
おわりだ。