あらわれたるもの―138・なったらなったら
文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。
私は思った終わった私の学生生活が鼻毛女
って後ろ指をさされるのだ。ああ何て事だ
上手くやっていたつもりなのに終わった完
璧に終わった。だが私は度胸だけはすわっ
てる。こうなったらなったらなったらなっ
たらだ。そう思っていたがおかしい誰も私
を見たりしない。後ろ指さすやつも私を見
てひそひそ話をするやつもいない。誰も私
を見てないみんな無関心だ。自分の事でい
っぱいって感じだ。いつも通りだ。
アユ「おい何かへんだぞ」
ミー「そうだね確かに変だね」
この二人も別に誰かに喋ったわけじゃない
と言うかあれは事故って知ってるから喋る
わけない。だが逆にこれは気持ち悪い。そ
うみんな普通だった。普通なら大騒ぎのは
ずだがそして虎崎さんの話題も出てない。
不思議だ。あれだけ目立つ事になっていた
のに虎崎さんもしかしたら大変な事にと思
ったが何も起きてないみたいだ。あの時聞
こえた音はなんだったのだろう。階段を踏
み外して壁にでもぶつかった感じだがどこ
もおかしくなかった。だがその日は虎崎さ
んには会わなかった。いや違うわからなか
った。彼女は存在感があったりなかったり
するのだ。だが次の日私の前に突然あらわ
れた。
ラン「え」
虎崎「森野さん昨日はごめんなさい私とし
た事が取り乱してしまってそれでこれはお
詫びの印として受け取っていただきたいの」
そうやって何か渡された。
ラン「ああけてもいい」
虎崎「どうぞ」
私は包んである紙をあけた。そこにはある
物があった。それは鼻毛カッター鼻毛カッ
ターは岩くだく。いや岩はくだかないけど。
ラン「これをもらっていいの」
虎崎「ええお詫びですわ」
ラン「あありがとう」
虎崎「いえでは失礼しますわ」
虎崎さんは行ってしまった。さすがだキン
グオブおじょうさまする事が違う。私の虎
崎さんを見る目が変わった。そう誰も彼女
の事を悪く言わないのがわかった。あれこ
そ究極のおじょうさまだ。私は次のステッ
プへ。
ラン「おいおやじこれやるよ」
おやじ「なんだおい何これはもらったいい
のか」
ラン「ああこれで抜かなくてもいいだろう」
おやじ「そうかそうかじゃあもらっとくぞ
ありがとうな」
つまりおやじにやる事になった。つまりす
べて上手くいったわけだ。あの後少しおや
じとも仲が良くなったからなこれも虎崎さ
んのおかげだ。そうだ思いだした私は常に
前に進むしかないんだ。今から私はネット
の書き込みを止める。私は正直に書く事に
した。さっきの話は暗がりで何かいると思
ってスマホを向けたらでかい犬みたいな獣
がいたそいつは私の顔を見ると人間みたい
に叫んで私の顔になり裸の姿になって動物
みたいに四本足でかけていった。私は書き
込んだこれが全てだ。別に私には落ち度な
んてない。




