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月食  作者: つぶやん
5/5

「お姉ちゃん…」

「暗いよ…助けて……」

(あぁ…なんか…わからなくなったきた…)

「私は…なんで…」

レヴィアは長い時間監禁され精神が少しずつ病んできていた

「っ!…これじゃ…だめじゃない」

イザベラがやってきてこのようなことを言った

「レヴィア!」

「…なに、お姉ちゃん」

「本でも読まない?」

ガタッ

レヴィアは立ち上がった

「本!お姉ちゃん本持ってきてくれるの」

「ええ、私も妹がこれでは…心が痛むわ」

「毎日私が選んで持ってきてあげる」

「ありがとう、お姉ちゃん」

「あと、」

イザベラは付け加え言った

「日記を書きなさい、これじゃあ何日いるかわからなくなるわ」

「うん」

次の日からレヴィアの元には数冊の本が届いた

レヴィアは何度も繰り返し繰り返し読んだ、自然と暇な時間と自分を責める時間は減った

その頃イザベラはハング家の財産管理、業務、その他色々な仕事をこなし、元々高かった地位を不動のものとしていった

その功績の裏には様々な悪はあった、しかしそのことに誰も気付かず、気付いても喋ることができなかった。そのようにイザベラは手配をしていたのであった

そのようにして、舘のなかのほとんどの人はレヴィアのことを徐々に忘れていった…

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