罪
「でも…料理したのは私…」
「そうね」
「レヴィア…少し話す必要があるようね」
「…お姉ちゃん、私を疑ってるの?」
「まさか、でも」
「お父様が死んだ今、事実確認が大事なの」
「…うん、わかったよ」
「犯人を見つけましょう」
その後、レヴィアとイザベラに事情聴取が行われた
イザベラはアリバイをたてたので、簡単に釈放されたがレヴィアの方は料理を作った張本人ということでしばらく取り調べを受けていた。
そしてそのうち跡継ぎ問題があがった。当主の急死で対応することができなかった為である。
レヴィアは容疑者ということ、イザベラは姉であることにより次期当主はイザベラということで一致した
しかし、これもまたイザベラが周りに情報操作をして、レヴィアを疑わせつつ当主になるという作戦どうりであったのだ。
「レヴィア…あなたの罪は私が必ず晴らすからね…それまで大人しくしていてね」
「お姉ちゃん…私、」
「どうしたの?」
「私が、私がお父様を殺しちゃったかも知れない…」
「…大丈夫よ、私があなたの罪を晴らす、それまでの辛抱よ」
「ふふ、ありがとお姉ちゃん。安心した」
その後レヴィアの罪が晴れることはなかった