やわらかく流れる日
3月19日
今日は、家に戻ってきて何日目なのか、もうよくわからない。
静かな陽ざしが部屋に差し込んで、
床から、ゆっくりとベッドの上までのぼってきた。
こんなに何日も寝てばかりいたし、
そろそろ外に出てみてもいいかもしれない。
歯を磨きながら鏡を見ると、
顔色の悪い自分が映っていて、思わずびっくりした。
洗面所の水の音と、
キッチンで油がジュージューと音を立てる音が、
重なるように耳に入ってくる。
きっと——
兄さま、もう起きてるんだ。
支度を終えて、テーブルに座りながらキッチンを見ると、
やっぱり思った通りだった。
しばらくすると、
おかゆと牛乳が目の前に置かれた。
「え、兄さま、さっき何か焼いてなかった?」
「うん、卵を焼いたよ。」
そう言いながら、兄さまは箸で卵をつまみ上げた。
「風邪のときは卵はダメだよ。」
少し得意そうに笑って、箸を軽く振る。
「そっか……」
「でもね、肉はたぶん大丈夫。」
兄さまはキッチンに戻って、
ベーコンを数枚のせたお皿を持ってきた。
「これ、お母さんには内緒ね。
また怒られちゃうから。」
「うん。」
私は小さくうなずいて、
何度もこくこくと頭を振った。
ベーコンは少ししょっぱくて、
脂の香りがふわっと広がる。
午後は、お兄ちゃんの自転車に乗って出かけた。
こんなふうに外に出るのは、久しぶり。
空気はやっぱりきれいで、
空は青くて、雲は細く長くのびていて、
まるで誰かが丁寧に整えたみたい。
自転車のチェーンの回る音、
鳥の鳴き声、
道ばたの小さな川のせせらぎ。
それらが重なって、
太陽まで少し明るく感じられた。
私は目を閉じて、
風が頬をなでて、髪を揺らすのを感じる。
そっと顔をお兄ちゃんの背中に預けて、
両手でゆっくりとその腰に回した。
自転車は、とてもゆっくり進んでいく。
まるで、
小川の流れみたいに——
兄さまに更新時間、バレちゃった……!
だからこれからは、朝に投稿することにするね。
これで夜更かししてもバレないはず……えへ




