籠の月
「ただいま」
玄関のドアが開き、綾が入ってきた。
現在の時刻は、午後9時。
綾は、リビングに鞄を置き上着を脱いだ。
そして、碧の部屋のドアを開けた。
碧は、机で本を読んでいた。
だが、綾が入ってきた瞬間に本を閉じた。
「ただいま、今日学校どうだった?」
綾は碧に近づいた。
碧は逃げるようにして、部屋を出ようとした。
でも、綾に腕を掴まれた。
「どうして逃げるの?あぁ、ご飯食べた?」
綾は碧の腕の引っ張りリビングに行った。
碧は綾の手を振り払った。
綾は、気にすることなくキッチンに向かった。
キッチンには、カレーの鍋があった。
「あ、カレー作ったんだね。今日はつき合いで食べてきたんだよ。食べてこないと良かったな・・・・」
碧はソファの上で丸くなっていた。
綾の言葉など耳に入ってなどいなかった。
綾は、静かに碧に近づき、碧の前にしゃがみこんだ。
静かに綾の手が碧の頬にふれた。
碧の身体がビクッと震える。
綾の手は、頬から唇にそっと動いた。
碧の唇のラインをなぞった。
その手は、唇から首に移り、綾の唇が碧の唇と重なった。
綾の舌が、碧の口に入る。綾は舌を絡ませ出した。
碧の顔が赤くなった頃、綾はキスをやめた。
綾の手は、碧の服へと伸び優しく脱がせ始めた。
碧の手がやっと動き、綾の手にふれた。
「どうした?自分で脱ぐのか?」
綾は碧の手を舐めた。
「ヤダ・・もうやりたくない・・・」
消えてしまいそうな声だった。
その瞬間
綾は、碧を押し倒した。さっきまで優しかったのとは裏腹に乱暴に服を脱がせ、ブラとパンティーだけになった。
碧は、泣き喚いていた。でもまるでその声は綾には聞こえていないかのようだった。
ブラをずらし、乱暴に舐めた。乳首が一気に反応した。
「ほら、カラダは素直だよ。こんな風になる」
綾は耳元で囁き、耳を噛んだ。
舐めながら、手はパンティに移った。
ラインをなぞっているとき、碧から声がもれた。
綾は優しい顔で笑った。
パンティーは、すでに湿っていたが、綾の右手は胸を弄り、左手は、パンティーの上にあった。碧のあそこに綾の指が一本入った。
碧の喘ぎ声が部屋に響いた。
時刻は午後11時
意識のない裸の碧を綾は優しく抱き上げベットに
寝かせた。