太陽のない朝
ほのぼのとした話じゃないです。
誤字脱字が多いと思います。
よろしくお願いいたします。
「ほら、そろそろ起きなよ」
身長180センチくらいの背丈。黒髪で、知的そうな眼。
綺麗に整った顔をした男が、ベットに眠っていた少女に声をかけた。
少女は怯えた顔で男をみた。
「今日は出かける約束だろ?シャワーを浴びておいで」
優しい声で、少女にバスタオルを渡した。
少女は裸でベットに寝ていた。
少女は静かに立ち上がり、バスタオルを体に巻いて部屋を出ていった。
男は、キッチンで朝食の用意を始めた。
馴れた手つきで、次々と料理をしていく。
良い香りがしてきたところで、少女が可愛らしいワンピースを着て
部屋に入ってきた。
「似合ってるよ。もうすぐ出来るから座ってて」男は、もう盛りつけに入っていた。
少女はソファに座り、小さく丸まっていた。
150センチくらいでとても華奢な身体。
ウェーブのかかった髪は色が抜け、茶髪のようだ。
小さな顔はとても可愛らしい。
男は、テーブルに料理を並べ終わり、少女に近づいた。
「こっちにおいで、冷める前に食べよう」
少女はソファから動かない。
男は少女の前に行き、顔をのぞき込んだ。
少女は、目を合わせようとしない。
男は、小さくため息をつき少女を抱き上げた。
「ヤダッ、さわんないで」
少女は抵抗したが、男は少女を椅子に座らせた。
「はい、いただきます」男は向かい合わせに座り、手を合わせた。
少女は料理に手をだそうとしない。
美味しそうな香りが広がっている。
「食べて。今日出かけるんだから、栄養とらないと」
男は手を止め少女の顔を見た。
少女は顔を下に向け男を見ようとしない。
「食べさせてあげないと食べれない?」
男は席を立とうとした。
その時、少女の目に涙が浮かんだ。
「何で泣くの?」
男は席に座り、少女の顔にふれた。
少女は男の手を静かにはらった。
「ほら、早く食べて」
男は笑って少女の頭を優しく撫でた。
少女は、目に涙をためたまま料理に手を出した。