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番外編 射手舞堂の集い

小説のお話は前話で終了しています。

ここでは作品の裏話などを載せています。


■小説の題名について


 この小説で、最初に考えていた題名はこちらです。


  スカッと参上、スカッと回復、人呼んで黒衣の玉子様


 昔の特撮ヒーロー番組『怪傑ズバット』のオマージュです。

 『玉子様』を『王子様』と誤読することを期待していました。


 戦いのメインが魔法少女なので、それも入れた案がこちら。


  魔法少女がピンチの時、『スカッと参上、スカッと回復』、黒衣の玉子様が助けにきたぞ


 小説家になろうでは、長いタイトルの方が読まれやすいみたいです。

 でも、個人的には長いタイトルは好みでないので、以下のタイトルにしました。

 折衷案かな。


  『魔法少女がピンチ! 黒衣の玉子様が助けに来た』


■舞台について


 宇須美町の住民は標準語で会話しており、関東のどこかという設定です。

 もちろんフィクションですので、場所にはこだわることもないですが。


 この小説は、昔作りかけたAVG[アドベンチャーゲーム]が元です。

 ゲームの案では、四国の徳島市が舞台でした。

 この小説でも徳島をイメージした描写がいくつかあります。

 技の名前などでも徳島の言葉が使われています。


■セラレンジャーについて


 変身後、両手でバッテンを作ったポーズをとっています。

 徳島の言葉で「せられんのじゃ[やめなさい]」をイメージしています。


 作者のWebサイトではAVG[アドベンチャーゲーム]を置いています。

 読者の選択でストーリーが変わるもので、ゲームブックとも呼ばれます。


 昔、題名『異次元ラブストーリー』で作りかけていました。

 前世紀末頃にWebサイトでタイトルのみを予告でのせていました。

 (結句うまく作れずに、予告を消しましたが)


 AVG版は少年ジャンプ『ウイングマン』の影響を受けていました。

 タイトルはアニメ版ウイングマンのOP『異次元ストーリー』より。


 セラレンジャーの光の翼は、ウイングマンのウイングガールズの影響。

 なお、本家のウイングガールズには翼はありません。


 AVGの案ではヒロインは3人だけで、ターンポッポはいません。

 現実世界の少年と、異世界から来たヒロインたちと交流の話でした。

 妖精のマロンもいませんでした。


 もちろん、この小説ではイオリ達も零司も現世界の住人です。


 セラレンジャーは、古代遺跡の謎パワーで変身する設定です。

 AVG版では徳島県の剣山が異次元とつながっているという設定でした。

 徳島県の剣山に遺跡があり、秘宝の伝承があります。

 また、剣山の遺跡には六芒星の紋章があります。

 変身の時に六芒星の光がでるのはここからきています。


 妖精のマロンはセラレンジャーの変身とは無関係。


 小説版ではへの字山に遺跡があるという設定。

 への字山のモデルは徳島市の眉山です。

 最終話の焼き餅は眉山名物『滝の焼き餅』がモデルです。


 怪人を倒すと、けが人や破損物が遺跡の力で復旧されます。

 メグダゴンは、遺跡の結界の影響で力を封じられています。

 (お遍路の八十八か所の結界にする案もありました)


四聖獣(しせいじゅう)


 中国の伝説上の聖獣です。

 南の朱雀(すざく)、北の玄武(げんぶ)、東の青龍(せいりゅう)、西の白虎(びゃっこ)

 これに中央の麒麟(きりん)を加えて五聖獣と呼ぶ場合もあります。


 AVG版では遺跡の力を借りるだけで、聖獣は登場せず。

 小説版では連載開始直前に、聖獣の力で変身するように変えました。


■ストーリーについて


 小説では勧善懲悪の話ですが、怪人側も救済させたいと考えていました。

 当初は怪人にお菓子を食べさせる案もありました。

 アニメ『ぜんまいざむらい』なども参考になっているかも。


 小説の文章データは、投稿開始前に書き溜めてました。

 挿絵がなければ、毎日投稿という技も使えたかも。


 週一投稿にしたのはいくつか理由があります。

 ・日曜朝の魔法少女アニメをイメージしたため。

 ・挿絵をゆっくり描くため

 ・春休みなどの時期を現実に合わせるため


 一話ごとに怪人を登場させ、毎回お話を区切れるようにしています。

 このへんもテレビ番組に似せてます。

 十三話で終了というのはテレビの1クールになっています。


 当初は魔法少女もののアニメのように、日曜に投稿していました。

 ただし、PVがほとんどつかなかったので金曜に変更しました。

 モデルのタキシード仮面を考えると土曜日にすべきだったかな。


 毎日投稿にしなかったことで、逆に投稿期間を長く取れました。

 その間に他の作者様とも交流が広がりました。


 キネティックノベル大賞5の応募作にしたのは偶然。

 投稿開始の予定時期に募集があったので、対象キーワードを設定。


■挿絵について


 この小説の挿絵、もしかすると見覚えのある人もいるかも。


 作者のWebサイトで昔『ローディス島攻防記』というイベントをやってました。

 1997~2001年の間で十回開催。


 参加者のオリジナルキャラどうしで、闘技場で戦わせるというものです。

 私が作ったサンプルCGをそのまま使った場合は加点なし。

 参加者が自作CGを使った場合は、点数が上がって有利になってました。


 ・ローディス島攻防記のトップページ


 挿絵(By みてみん)


 ・ローディス島攻防記の対戦画面


 挿絵(By みてみん)


 セラレンジャーや怪人のイラストは、その時のサンプルCGを加工しました。


 小説の挿絵は、色のセンスに自信がないので基本的に白黒で描いています。

 AI自動彩色でも、このぐらい小さいとまともに塗ってくれません。


 途中で動画GIFが使えることが発覚し、怪人をすべて動画にしました。

 不気味な動きで怪人にはいいですが、ヒロインにはあまり使えませんでした。


 執筆途中で描いた挿絵に合わせて、話が変化しました。

 四人で写真を撮るシーンとか。


 挿絵(By みてみん)


 最終話の『みんなはひとりのために』の絵は早い段階で描いてました。

 この絵のせいで、ヨツバの背が小さくなりました。


 挿絵(By みてみん)


 セラレンジャー4人を同時にだすと、戦闘描写が難しいです。

 そのため、変身後の4人が揃うのは最終話だけになりました。


 画力がないせいか、イオリたちの顔を書くたびに別人になりました。


■怪人について


・フォークダンス


 他の怪人と同様に、人間が闇の力で変えられたものという設定。

 ヨツバ参加前は、途中で仲間にする構想もありました。

 その場合、コウモリの翼に似たオーラが出る予定でした。


 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


 絵はローディス島攻防記のヤリ娘[線画]を加工。


 最終話のドラゴン怪人はフォークダンスとは別個体にする予定でした。

 戦闘描写が書きづらいため同一人物になりました。

 コウモリの翼がでる案もあったので、ちょうどよかったかも。


 最終話のドラゴン形態は、ローディス島攻防記のドラゴン娘の加工。


 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


・カタツムリ怪人デンデン・アズルー

 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


 絵はローディス島攻防記のカタツムリ娘の加工。


 『あずる』は徳島の方言で『手に余る』『てこずる』という意味。


 フォークダンスはセトウチマイマイ型と言っています。

 セトウチマイマイは、四国で普通に見かけるカタツムリです。

 当初は『アナンムシオイガイ』というカタツムリで考えてました。

 それだと逆に徳島限定になるのでボツ。


・タコ怪人オクト・アズルー

 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


 絵はローディス島攻防記のタコ娘の加工。

 フォークダンスはテナガダコ型と言っています。

 徳島で捕れるタコですが、それにしては手が短い?


 第二話で『海』のイメージの魔法少女イーカポッポと対決しています。


・アルマジロ怪人アルマ・アズルー

 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


 絵はローディス島攻防記のアルマジロ娘の加工。

 フォークダンスはアジアセンザンコウ型怪人と言っています。

 これはフォークダンスの言い間違い、という設定です。


 虫や動物の怪人は、四国にいる種類にしようと考えてました。

 アルマジロもセンザンコウも日本にはいません。

 中国にいるアジアセンザンコウの名前をネタで書いています。


・カマキリ怪人マンティ・アズルー


 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


 絵はローディス島攻防記のカマキリ娘の加工。


 初めて出た飛行能力のある怪人。

 でも戦闘描写が難しいので、すぐに落とされています。


・ガイコツ怪人スカル・アズルー

 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


 絵はローディス島攻防記のガイコツ娘の加工。


 こいつの登場した第五話では、幼少期のイオリの絵がでました。

 舞台の小学校では古いチャイムを使っていますが、特にモデルはありません。


・カッパ怪人カッパ・アズルー

 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


 絵はローディス島攻防記のカッパ娘の加工。

 ローディス島攻防記のイベントでも、イチゴのネタが出ました。


 ヨツバが怪人された姿。

 当初は人間に戻った子が魔法少女になる予定はありませんでした。


 第六話のイチゴ農園は香川県の『さぬきひめ』のイメージです。


・トカゲ怪人リザド・アズルー


 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


 絵はローディス島攻防記のヘビ娘の加工。


 当初はヘビ型怪人という設定でした。

 背が高いことを気にする女性や、駄菓子の長いグミはその名残。


 第七話にでた宇須美川のモデルは、もちろん四国の吉野川です。


・ミイラ怪人マミー・アズルー


 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


 絵はローディス島攻防記のホウタイ娘の加工。


 こいつの登場した第八話では、外人の白黒写真が出てきます。

 モデルは晩年に徳島に住んだ元ポルトガル領事の方です。

 そのままだとポルトガル語になるので、イギリス人にしています。


・ユニコーン怪人ユニコ・アズルー


 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


 絵はローディス島攻防記のイッカク娘の加工。


 こいつの登場した第九話のラーメンは、徳島風ラーメンがモデルです。

 サキの祖父が好きだったテレビ番組の話題がでています。

 『走れ!ケー100』と『どっこい大作』というドラマです。

 1973年頃に放映されたものなので、零司くんも見たことがありません。


・ケンタウロス怪人ケンタ・アズルー


 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


 絵はローディス島攻防記のケンタウロス娘の加工。


 フォークダンスはノマウマ型怪人と言っています。

 愛媛県の在来馬の野間馬より。


 第十話で登場したサツマイモ畑は鳴門金時をイメージしています。


・ザリガニ怪人クロウ・アズルー


 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


 絵はローディス島攻防記のザリガニ娘の加工。


 第十一話の手提げ重箱は、徳島の工芸品『遊山箱』のイメージです。


・デュラハン怪人デュラ・アズルー


 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


 絵はローディス島攻防記のクビキリ娘の加工。


 この小説で『宇須美よさこい』という踊りが登場します。

 阿波踊りだと完全に徳島になりそうで、よさこいと合わせました。


・闇海王メグダゴン


 挿絵(By みてみん)


 異世界で勇者?の少年に討伐されそうになって、逃げてきたという設定。 

 少年の活躍をお見せできる機会はあるのだろうか……


 宇須美町の沖にある渦潮の底で動けなくなっています。

 なお、徳島市から鳴門の渦潮までけっこう距離が離れています。

 この小説では宇須美町から数キロ沖に渦潮がある設定。


■今後について


 ラスボスとの決着がつく前に終わってますが、続編を出す予定はありません。

 AVG『異次元ラブストーリー』を形を変えて出せたので、満足しています。

 メグダゴンの出る前日譚(ぜんじつたん)は書きたいと思ってますが。


 大昔にパソコンで描いたCGの流用は、この小説以外でもやっています。

 子狸ポンキチとかメタル仮面とか……


 ローディス島攻防記で未使用のキャラ絵だけで三十個くらいあります。

 女剣士とか修道女とかエルフとか。

 他の人の小説に合わせて加工すれば『贈答用』などでも使えるかも。


■歌と音楽


 毎回、最後に零司くんが歌うマザーグースの歌で締めています。

 著作権対策+おふざけで、マザーグースの原詩と違う意味にしてます。

 ハティ・ダンディの元ネタ、ハンプティ・ダンプティもマザーグースのキャラです。


 ギター用の音楽とセラレンジャーのテーマは、自動作曲ソフトで作成。

 出来上がったMIDIデータを、音声変換サイトでMP3にしています。


 セラレンジャーのテーマは、別のAVG用で作った曲を流用ました。

 歌詞はマザーグース"For every evil under the sun"を参考にしています。

 曲に合わせて歌詞を作りました。


 当初は、オリジナルの歌詞を入れるつもりでした。


■キャラクターについて


空井(うつい)一織(いおり)/ハートポッポ

 挿絵(By みてみん)


 挿絵(By みてみん)


 メインヒロイン。

 宇須美中学に通う少女で二年生。(序盤は一年生)

 小学生の時に零司に助けてもらい、ほのかな恋心を持っています。

 ハティ・ダンディのことも好きですが、正体に気付いていません。


 AVG版の名はイチカで、作者は油断すると小説でもイチカと書いてました。


 四聖獣の朱雀(すざく)の力で魔法少女ハートポッポに変身します。

 変身前に左手にハート形が浮きでます。

 一人称はあたし。イメージカラーは赤。


 得意技のキャイガーボールはゴム玉のスーパーボールのイメージ。

 キャイガーは、徳島の言葉で「すごい」「超」などの意味。


 魔法少女の名前は『鳩ぽっぽ』より。


 ハートポッポの絵は、ローディス島攻防記のオハライ娘を加工しました。


 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


 この絵はキーシャポッポ用で使う可能性もありました。


 下のは柴野いずみ様に戴いたイオリのイラスト。


 挿絵(By みてみん)


海堂(かいどう)弐野(のの)/イーカポッポ

 挿絵(By みてみん)


 宇須美中学に通う長身の少女で二年生。(序盤は一年生)

 自己流に近い中国拳法が得意です。


 四聖獣の玄武(げんぶ)の力で魔法少女イーカポッポに変身します。

 変身前に左手にダイヤ型が浮き上がります。


 当初はポッポロッドの両面を使いわけて、2種類の攻撃を出す予定でした。

 卓球の中国式ラケットのイメージです。


 一人称はわたし。語尾に『~だぜ』が付きます。

 シトラスボールは徳島特産のスダチのイメージ。

 イメージカラーは緑。


 魔法少女の名前は『イカのぽっぽ焼き』より。

 第二話でカルメ焼き『別名:ぽっぽ焼き』がでたのは偶然。


 名前がイカ、カチューシャがイルカ、翼がトビウオ、聖獣がカメ。

 バラバラですが、いちおう海棲生物つながり。


 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


 イーカポッポの絵はローディス島攻防記のカンフー娘の加工。


山宮(やまみや)三紀(さき)/キーシャポッポ

 挿絵(By みてみん)


 宇須美中学に通う少女で二年生。(序盤は一年生)

 への字山にある神社の娘。


 四聖獣の青竜(せいりゅう)の力で魔法少女キーシャポッポに変身します。

 変身前に左手にスペード型が浮き上がります。

 一人称はわたくし。イメージカラーは青。


 必殺技を出すときにのオーラはトンボ[ドラゴンフライ]の羽に似てます。


 名前がスケバン刑事の麻宮サキに似たので、ヨーヨーを使うことに。

 ニュイボールは、龍が持っている如意玉(にょいだま)のこと。

 ドラゴンボールとかチンターマニという別名もあります。

 ヨーヨーとして使う場合はジャバウォック・スイングという技になります。

 マザーグースつながりで、鏡の国のアリスに登場する竜ジャバウォックより。


 魔法少女の名前は『汽車ぽっぽ』より。


 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


 キーシャポッポの絵はローディス島攻防記のナギナタ娘の加工。


原科(はらしな)四葉(よつば)/ターンポッポ

 挿絵(By みてみん)


 二年生になって宇須美中学に転校してきた少女。

 セラレンジャー四人の中で、唯一ハティ・ダンディの正体を知っています。


 四聖獣の白虎(びゃっこ)の力で魔法少女ターンポッポに変身します。

 変身前に左手にクローバー型が浮き上がります。

 一人称はウチ。ボクっ子になる案もありました。

 イメージカラーは黄色。


 シーサーボールは、沖縄のシーサー像が乗っている玉のイメージ。


 当初は、魔法少女は最終話まで3人だけの予定でした。


 書き貯めで第六話を書いた時、この子を仲間にする案を考えました。

 既存メンバーの名前が一・弐・三だから、四のつく女の子でヨツバ。


 ヨツバと言えばクローバー、という発想で左手のマークができました。

 ハートポッポはそのままハート。

 カメの甲羅のイメージでイーカポッポがダイヤ。

 残ったキーシャポッポがスペードになりました。


 魔法少女の名前の由来は『タンポポ』。

 タンポポの英訳ダンディライオンから、カチューシャがライオン型に。

 さらに四聖獣の設定も加わりました。

 投稿開始前に、書きためていた1~6話の変身の描写を変えました。

 (左手のトランプのマークと、四聖獣)


 ラストの『みんなはひとりのために』の絵のせいで低身長になりました。

 当初はイオリが一番低い設定でした。


 挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


 ターンポッポの絵はローディス島攻防記のハナ娘の加工。


・妖精マロン

 モルモット型の妖精。異世界出身。

 ふだんはヌイグルミのふりをしています。


 語尾に『~ケビ』が付きます。

 本名はマーロン・ケヴィア。

 モルモットの和名の元になったマーモットと、学名ケヴィアから。


 挿絵(By みてみん)


 ハティ・ダンディの正体を知っていますが、イオリにも黙っています。

 第七話でヨツバを『四人目の資格者』と呼んでいます。

 これは零司から四聖獣のことをきいていたため。


 当初はマロンを出す予定はありませんでした。

 魔法少女にマスコットは必要と考えて、ヨツバと同時期に追加。

 投稿開始前に、書きためていた1~6話に後からマロンを加えました。


 よくある魔法少女ものとは違い、セラレンジャーの変身とは無関係。

 メグダゴンのいた異世界とも異なる、別の世界から来ています。


 挿絵(By みてみん)

 作画:一本梅のの様


迦久(かく)


 ツノのない鹿にたてがみが生えた姿。

 最終話の他、第七話でもチラリと目撃されています。


 聖獣の麒麟(きりん)が、零司の自転車に憑依して実体化したもの。

 国産ビールのデザインと異なり、ツノはありません。性別もなし。


 臆病なため、普段は姿を消しています。

 お菓子に不思議な回復パワーを付与できます。


 ハティ・ダンディが黒い煙玉で姿を消すときは、

 テレポートではなく麒麟の力で見えなくしています。


 名前は古事記に登場する鹿の神、天迦久神(あめのかくのかみ)より。


・駄菓子屋のお客さん


 怪人化されてた人たちは駄菓子屋の常連となっています。

 こっそりと被害者同士で玉子仮面のファンクラブを作っています。


 源さんは従業員ではなく、ただのお客さんです。ある組織の幹部という設定。

 玉子仮面の裏活動には探偵さんや弁護士さんの他、いろいろな協力者がいます。

 現職警察官や政治家、町の有力者なども協力しています。


 最終話に登場したマッチョな外人ピエールさんは駐日外国軍という設定。


児玉(こだま)零司(れいじ) ハティ・ダンディ


 この小説の主人公。

 実家の駄菓子屋でバイトをしている大学生。

 なお、実家の本業は卸売業と倉庫業。

 駄菓子の(おろ)しもやっているため、大人買いや箱買いができます。


 駄菓子屋『射手舞堂(いてまうどう)』は倉庫街にあります。

 への字山のふもとの設定ですが、通常は倉庫街は港の近くにあるものです。

 宇須美町では、への字山と海が近い位置にあるという設定です。


 原案のAVGではイオリたちと同じ中学生になる予定でした。

 (参考にしたウイングマンの主人公が中学生なんです)


 変身後のAVG版はハンプティ・ダンプティではありません。

 自転車モトクロス用の全身プロテクターに似た姿でした。


 聖獣の麒麟(きりん)の力で黒衣の玉子仮面ハティ・ダンディに変身します。

 なぜか自転車に乗っていないと、変身させてもらえません。

 ※第6話のイチゴ農園では、レンタル自転車で変身しています。


 挿絵(By みてみん)


 黒い燕尾服にシルクハット、焦げ茶色の玉子型の仮面をつけています。

 ハティ・ダンディは、セーラームーンのタキシード仮面のイメージです。

 ジャッカー電撃隊の行動隊長と怪傑ズバットのイメージも入ってます。

 燕尾服という設定ですが、当初の絵は間違ってタキシードになってました。


 変身前に左手に円型の痣が浮き上がります。

 四聖獣の中央という意味と、数字の零の意味。

 一人称は俺または私。変身時は我。


 火薬玉のような(つぶて)を投げるのが得意。

 その気になればハティ・ダンディ単体で怪人を倒すことも可能。

 玉子仮面が怪人を倒した場合、奇跡による被害復旧がおきない設定。


 ツマエルスペースという、麒麟が作った特殊空間に駄菓子やギターを収納。

 玉子仮面がひいているギターは、駄菓子屋に置いているのとは別物。

 なお、『つまえる』は徳島の言葉で『しまっておく』という意味。


 ハティ・ダンディは、この小説以外でお蔵入りした別ネタの流用。

 ハンプティダンプティをモチーフにしたオリジナルキャラを考えてました。

 元の案は白タマゴに赤い唇の絵がついてて、黒タキシードと黒帽子。


挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

ひだまりのねこ様に零司くんのイラストを描いていただきました。


下の方でリンクしている『午の貢 ~うまのみつぎ~』は後日譚になります。

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[良い点] 魔法少女たちのお話、とっても面白かったです! 玉子様がどんな駄菓子を持ってきてくれるのか、毎回ワクワクしちゃいました♪ GIFもいっぱいあって、本当にすごかったです。マロンくんが巻き笛をピ…
[良い点] ∀・)はい、率直に言うと最初はかなり笑いました(笑)でもどんどん読み進めていくごとにこのセラレンジャーの世界に入っていきまして、それが自然と馴染んでいくというか何というかね。まぁ、明らかに…
[良い点] 最後まで拝読しました。 戦隊物とか変身ヒーロー物とか特撮物とか、最近ほとんど見る機会がありませんが、毎回のお話のパターンが決まっているところ、水戸黄門とかそういう感じの安心感があって楽しめ…
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