5.予兆
あれから私は学校に行くのが楽しくなった。
毎日学校が待ち遠しかった。
夏休みが明けて、もう夏休みの課題のテストが始まった。
「みゆちゃん」
「なーに?」
「ここ教えて」
私は今まで適当にやってきたテストもこんなにも楽しくできるなんて。
「私もここわからない」
「そっかーーー」
「ここ、もしかしてこれじゃない?」
「そーだ!この問題こうやって解くんだ。わからなかった」
私は笑いながら話していた。
けれど、そんな楽しい日々もやはり一瞬だけだった。
テストが終わり、私達はどっか遊びに行こうって話てた。
「どこいくー?」
「んー私はどこでもいいよ!どこいっても楽しい!」
私はそんな楽しさを表現して、あとから恥ずかしくなった。
「あれ」
そんな時声が聞こえた。
「あ、まゆ」
聞いたことない名前。私は少し怖くなった。
「どっか行かない?」
「まゆ最近忙しかったもんね。」
「だね」
彼女は笑いながらすごい申し訳ないような、そんな表情をしていた。
「たしか、えと、つむぎさん?」
「はい!」
私は突然呼ばれてびっくりしてしまった
「あはははは」
「そんな驚かないで」
「こちらむぎちゃん。」
「それで、このこはまゆ」
仲良しなのかな
「私は高校から仲良くしてもらってます。」
「むぎちゃん?とはあまり話したことなかったけど。これからよろしくね!」
「よろしくです。」
私は嬉しかったまた、友達と仲良くなれた。
この時私はまさかあんな事になるなんて思わなかった。
私達は丸バーガーのお店にいった
「ねーね何食べる」
「えー私は」
楽しそうな声すごく
「どうする?」
え、私はすっかりぼーっとしてた
「あはは、面白いむぎちゃん」
すごい笑われて恥ずかしくなった
「もう、からかわないであげて」
「ごめんねー」
「ううん」
「ちょっとトイレ行ってくるね」
「うん」
みゆちゃんはトイレに
「あのさ。」
と途端にまゆちゃんが少し低い声で
「なれなれしいよ」
「え?」
私は理解するのに時間がかかった
「もう、近づかないでみゆに。」
「え、どうし、、」
「うざいんだよ」
「その態度」
「私むぎさんとは居たくないし、みゆにも近づかないで。」
なんで、私何かしたかな
「私、何かしたかな。」
「それだよそれ」
「え」
「その態度もういいから」
「普通にしてくれない?」
「でも、えと、普通って」
「もういいよ、ねぇ、みゆが帰ってくる前に消えてくれない?」
「一緒にいるだけで、嫌になる」
そんな私何もしてないのに、ただ、楽しくて。
一緒にいるだけで、それだけでだめなにか。
やっぱり友達作らなきゃよかった迷惑かけるなら。
「早くしてくれない?」
「はい。」
私は、もう顔も見たくないと、思いお店をでた。
。。そのよる。。
「はぁ。もうだめだ、誰かといるとこうなる」
「ピコン」
「あ。」
今日はどうしたの?早く帰っちゃって、まゆから聞いたけど、本当なの?私を嫌いって
なんでそんな事言うのせっかく仲良くなれたと思ったのに
「もう、知らない」
私は完全に嘘を流され、しまいにはこんな事に泣き崩れてしまった。
それから一週間私は学校を休んだ。
親はしらない。
いつも遅いし、どうせ言わなくてもいいよね。
ぴぴぴ。
そんなときメッセージが来た。
「よ、れなだけど、どうした?学校にもこないで、みゆにもなんか言ったって本当なのか?私はそんなやつだとは思ってないよ。何かあったら連絡くれ」
れなちゃん。
それから、外に出て散歩していた。
「あれ、むぎ?」
「あ」
川の橋でれなちゃんが手をふってた
「あれ、これから行こうと思ったら」
え
「今日心配になってさ行こうと思って」
「みゆは今日文化祭の準備で」
そっかもう10月か
「ねぇ、大丈夫か?」
「うん」
「何があったの?」
「何もないよ」
「話してくれないと」
「もしかしてまゆ?」
「え」
れなちゃんは最近まゆが学校で色んな噂を流してる事を知ってたみたい
「色んなやつの噂みんなに流して、自分が優位に経とうとしてたのをたまたま聞いてさ」
「もし、なんかされたんなら聞くよ?みゆにいっても信じないだろうし。」
「それと、文化祭も頑張らないとだしさ」
「私はいいよ、もうどうでもいい」
「また、逃げるのか、そうやって」
「そんなことない」
「逃げてない」
「ただ」
「どうしたらいいかわからない?」
え、なんでわかったの
「実はみゆも昔おんなじことあってさ」
「それでクラスのやつに誤解されて」
「でも、誤解は解けたよ」
「だから、ちゃんと真実を突き止めて、話し合ったほうが良いと思う。」
そっかぁ、私逃げてただけなのか、何かあったら避けて、一人でいること。
でも、そんなときみゆちゃんは戦ったんだ。
「な、だからさ、明日学校こいよ、私が助けてやる」
「うん、ありがとう」
私は決めて明日行くことにした。けれど、問題はそう単純ではなかった。