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3.退屈

もう六月が終わろうとしていた、テスト期間もあって勉強の毎日だった。

せっかく時間もできたし、久々に走ろうかと思った。

「もう今日はやめとこうかな」

空を見上げたら曇り気味で、迷っていた

「あ」

そんな中私はまた会ってしまった

「久しぶり」

みゆちゃん

なんでここに

「いつもここで走ってたの知ってたから」

「話したくて」

私は、今すぐ逃げ出したかった

「ごめんなさい!」

「私なにも考えず話しかけて仲良くなろうとして」

「むぎちゃんの事考えてなくて」

「本当避けられてもしょうがないって分かってるから」

「それでも、もやもやして」

そんなこと言われたいんじゃない

「私こそごめん、私は一人でいたいだけなの」

「そうだよね、なのにごめんね」

「ううん」

「どうして?一人でいたいの?」

「一人がいいから」

「一人なら誰からも言われず、傷つけずいられるからかな。」

「そっか」

「じゃね」

「うん。」

そう言って私達は別れた。

次の日

「今日は文化祭に向けての班決めをしてもらう」

そう、私の学校は夏に文化祭の準備をしなきゃならない。

けど、クラスは何をするんだろう

「では、みなさんクラスの出し物は何をするか考えましょう」

そういえば実行委員かみゆちゃんは

なんだか悲しそうな顔をしていた。

私と話せなかったからかな

でも、私は友達なんて要らない。

一人でいたいの、誰にも触れられたくない。

「うんうん」

友達と話してるみたい、出し物をどうするか聞いてるみたい。

「私劇が良い!」

そう言うクラスメイト

「だめだめ」

がっかりそうにしていた。

「だってクラスみんなでするのにみんな劇は嫌でしょ?」

みゆちゃんがクラスに問いかけるとみんなはーいって返事をしていた

「どーしよう」

私はそんな風景を見ながらどうしても昨日の事が離れなかった。

「あのさ」

そんな中私を見て話しかけてきた。

「むぎちゃん何がしたい?」

なんで私に

私は無視して、顔を伏せた

「ごめん」

そう思うなら話しかけてきてほしくない。

どうせ文化祭なんてなんとなく終わる行事。

そういえば学校終わったら買い物しないと。

私の家は共働きをしてるからなおさら厳しい。

私がいつも一人で御飯作って食べる

帰ってくるのも夜が遅い。

「それでは」

何か決まったようだ。

「文化祭の出し物は」

「オリジナルの歌詞を作って歌う事になりました!」

みんなそれぞれリアクションをしていた。

歌か。

私は歌が苦手

好きな歌はあるけど、歌うことはない。

「みんな忙しいと思うけど、」

そう言ってみゆちゃんは。。

私から目を避けていった


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