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凪の歌  作者: 仙葉康大
第四章
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電話

 合格の涙もおさまってきた頃、コートのポケットに入れていた携帯が振動した。振動が長く続くので取り出すと、やはり電話の着信だった。しかも果矢から。


「果矢、合格おめでとう」


 合格発表の布には、果矢の受験番号四百五十五もちゃんと記されていた。


「そっか。合格してたか、私。その声の調子だとお前も合格してたみたいだな」


 まるで自分の合格を今知ったみたいな口ぶりに、私は辺りを見回す。受験生とその親は何百人もいるので、果矢がこの場にいるか、いないかなんて分からない。


「ちょっと果矢、今どこにいるの?」

「どこって、家だよ」

「どうして? 風邪?」

「まあ、そんなとこだ。凪、悪いけど私の代わりに入学説明会、出といてくれ」

「いいけど、ほんとに風邪なんだよね?」

「後でかけなおす」


 切れた。


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