- NPCは今日を繰り返す -
※何度も同じ文が繰り返されている事がありますが、小説の、描写上の演出です。
間違えてはおりませんので、安心して読み進めてください(*´ω`*)
※途中、キャラ同士で会話が噛み合っていませんが、仕様です。
安心して読み進((流行らないし、流行らせな
い(*´ω`*)
《峨?逶ク驕慕%九》
青年は、倒れた母の為に、熱に効くという "シャメル草" を探しにいく。しかし、モヤの森には魔物が出ると町ではもっぱらの噂で、本来なら冒険者に頼む案件だ。だが、青年にはお金がないので、仕方なく青年はモヤの森へと出掛けるのだ。
それが、この■■■■の始まりだ。
*
「不気味だなぁ……」
鬱蒼とした森の道を手探りで進んでいく。歩く青年の歩みは覚束なく、背中は頼りない。いつも店で悪酔いする革屋に何とか言って取り繕ってもらった装備も……申し訳ないが、貧弱だ。そんな形式を整えただけの格好では、魔物なんかに遭遇したら青年にはどうしようも出来なかった。
「やっぱ、あれを売ってでも冒険者に頼むべきだったかな……」
頭に浮かぶのは、白銀色に輝く刀身を持つ、片刃の美しい剣だ。何でも、我が家の御先祖様が残したという、とても高価なものだそうだ。
命あってこそのお金と、宝だ。だが、何故かあれだけは捨ててはいけないと思ったのだ。
そんな何となくで、青年は命を顧みず森へ出た。
「お、あったあった。これだ」
雪が積もったように上は白い、双葉の草、"シャメル草"。シャメル草のいい点は、この探しやすい所にある。雪が降っていないにも関わらず、雪のように白い葉は、遠目からも探しやすいのだ。
デメリットは──それは、魔物も一緒という事だ。
『ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!』
「ヒィッ!な、なんだっ……!!?」
響き渡る咆哮。それに思わず、青年は腰を抜かしてしまった。
魔物に見つかりやすい、シャメル草を持ったまま。
凄まじい勢いで近付いてくる足音に、青年はパニックになっていた。
「こ、こっち来るなぁ!!」
青年はシャメル草を離さず、あろうことか、持った方の腕を必死に動かし叫ぶ。目立つシャメル草を魔物に対して振り、加えて叫ぶなど、自殺行為そのものだ。
足音は、もうすぐ目の前。青年の前には、草木を踏み潰し突進してきた、口だけの化け物──魔物が既にいた。
「ウワアアアアアアア!!!!」
口だけの巨体は大口を開け、青年目掛けて突進をする。腰が抜けた状態で、何とか地面を這いつくばり逃げる。逃げる。逃げる。
もう限界だ。青年は咄嗟に顔の前を手で鬱ぎ、待つ。
しかし一向に来ない痛みに、指と指の間から覗くと……目の前に迫る口の化け物が、真っ二つに割けた。
「へ……?」
驚きの余り、青年は間抜けな声を漏らした。
「大丈夫か?」
ゴツゴツとした男の手が、青年の目の前に差し出される。
「え、あ、の……魔物は?」
「俺達が倒した」
「えぇ!?」
青年が驚いた顔をして、男と、魔物を交互に見る。
「にしても、最高難易度のモンスターとはね……。いくら新■■ス■でも、割に合わないわよ」
その隣に立っていた女性は大口の魔物に近づき、呆れた顔をしながらその口の中をまさぐっていく。
「この度はお助け頂き、ありがとうございます……。俺、本当にもうすぐ死ぬかと思って……」
「あぁ。礼なら別にいいよ。──よし、完了っと」
「何かお礼を……あっ!僕の町に来てくれるのであれば、我が家の秘宝、ムラマサ、というものがあります!冒険者様がよろしければ、是非受け取って下さい!」
「ムラマサ……村正か。ついに刀■■か。胸が高鳴るな」
ゴツい男は嬉しそうな表情で、青年の後ろに着いていく。
女は大口の魔物から、丸い水晶の様なものを取り出すと、小走りで男の元へいき、抱きつく。
「うっそ!あの妖刀村正!?絶対強いじゃん!これなら■■■、狙えるんじゃない!?」
青年は、妙に聞こえない言葉も気にせず、自分の町へと歩いていく。恩人へ、先祖の秘宝を渡すために。
◇◇◇
「不気味だなぁ……」
鬱蒼とした森の道を手探りで進んでいく。歩く青年の歩みは覚束なく、背中は頼りない。いつも店で悪酔いする革屋に何とか言って取り繕ってもらった装備も……申し訳ないが、貧弱だ。そんな形式を整えただけの格好では、魔物なんかに遭遇したら青年にはどうしようも出来なかった。
「やっぱ、あれを売ってで」
唐突に、青年の姿がその前から消えた。──落とし穴だ。いや、落とし穴と言うには、それは粗末なものだった。ただ大きな穴が掘られただけの穴。それも、隠す気なんて更々ないのが分かる。それに青年は気付かず、落ちたのだ。
「も冒険者に頼むべきだったかな……」
しかし、彼は何事もなかったかのように、そのままの姿勢で歩き続き、穴を出、歩くのだ。
その青年の後ろ姿を、黒装束の男2人と、身軽そうな服を着た女1人が見送っていたとも知らずに。
「チッ、これも失敗かぁ」
「■■■■の穴をついた、いい案だと思ったんだけどなぁ」
「上位陣は、もうそろそろ何とかなりそうって呟いてたわよ」
「俺達も、先を越されないように頑張らないとな!」
「「「おー!」」」
3人が話しているその目の前で。青年は、大口の化け物に呆気なく食われた。
◇◇◇
「不気味だなぁ……」
鬱蒼とした森の道を手探りで進んでいく。歩く青年の歩みは覚束なく、背中は頼りない。いつも店で悪酔いする革屋に何とか言って取り繕ってもらった装備も……申し訳ないが、貧弱だ。そんな形式を整えただけの格好では、魔物なんかに遭遇したら青年にはどうしようも出来なかった。
「やっぱ、あれを売ってでも冒険者に頼むべきだっ」
突然、青年の右腕が引きちぎられ、残りは炎に包まれ光の屑となった。犯人は、後ろから堂々とつけてきた甲冑を着た男の2人組。
「そろそろ、これも飽きてきたなぁ。はぁ……」
「仕方ないだろ。ここが■■■■なんだぞ?」
「つってもよぉ」
「いいからやる。もう■■■してる頃だ。他の誰かに取られる前に行くぞ!」
「へーぃ」
先程の非道な行為はまるでなかったかの様に、男達は走り出した。
◇◇◇
「不気味だ……」
鬱蒼とした森は、まるで俺を呑み込もうとしてるかの如く。じめじめとした空気は冷たく、身体の芯から凍えそうだ。
「さぶっ…」
思わず身震いをし、腕を両手で擦る。そんなものがただの気休めなのだと、青年は分かってはいたがどうしても止まらない身震いに、何度も何度も擦ってしまう。
「そもそも何故俺は1人で来てしまったのか…。普通は冒険者雇うだろっ。っあ~!あんな剣、やっぱ売り払っちまえば良かったんだよ!」
文句を垂らしながら森のなかを歩いていく。土から顔を出した根に引っ掛かりそうになったり、青年の歩きは何とも危なっかしい。
次第に歩みは遅くなり、ついには、ピタリとその歩みを完全に止める。
「はぁ~ぁ~~…やめだ、やめ!やってられっか!」
家にあった、辛うじて使える古くさい剣をその場で乱暴に投げ捨てる。
「第一、冒険者雇わなくても薬屋に売ってんだろ。何してんだ俺……。いや、そりゃまぁ、高いけ」
瞬間、青年の右腕は鈍い音が鳴り響いた瞬間、飛ばされた。
「ど、さ?」
青年が、恐る恐る自分の右腕を見る。
何かに潰されたかの様にひしゃげた、自分の右肩。そこから先は────ない。
「え?あ?え……」
動揺。そして、
「ッァ────!!」
余りの痛さに、声にもならない。
「ッ──!ッ──!」
残った左腕で右肩を抑え、何度も、何度も悲鳴にならない悲鳴をあげ、転げ回る。
───誰がこんなことを。
そんな事を考える事も出来ず、彼は冷たい氷に閉ざされ、次の瞬間には光の屑となった。
・
・
・
・
「ッ──!」
目が覚めると、鬱蒼とした森の中、青年は立っていた。
「ァッ、み、右腕はっ──!?」
急いで確認した右肩はひしゃげておらず、飛んだはずの右腕は健在していた。
ゴクリ、と。喉を鳴らし、恐る恐る右腕を触ってみる。
「……ある」
へなへなと、青年はその場に崩れ落ちた。
「ある、ある。あるっ、あるっ!!」
右手をグーパーした後、右腕を思い切り振り回す。
自分の自由が利く腕だ。千切れてもいないし、痛くもない。自分の、腕だ!!!
「ったく……なんて悪い夢を見たんだ。腕が飛ばされて、死ぬなんて……。しかも、あれは」
最後に目にしたものが、正確に見えていたのなら。
「あれは、人間……だった、よな?」
何の悪い冗談だ。一体、俺が何をしたって言うんだと、青年は心の中で愚痴をこぼした。
「ま、まぁ?実際には俺は生きてるわけだし!あれは悪い夢だ夢!忘れろおr」
次の瞬間、俺の右腕は、一閃と共に千切れて。
「え……?」
記憶が、途切れた。
◇◇◇
「はっ──!!」
青年は、立っていた。
「ぁっ、ぅっ、あ……」
気が付いたら、また森の中。ゆっくり、右腕の方へと視線を移した先には、右腕が健在していた。
「ぅっ、ぉ"ぇ"……っ」
安心と同時に、その場で前へと倒れてゆき、その場に手をつく。
鋭い一閃を見た。
赤黒い血飛沫があがったのを見た。
腕が飛んでいくのを見た。
───人間を、見た。
「はっ…はっ…はっ…はっ…はっ……!」
フラッシュバックする記憶に、青年は過呼吸になる。
目を見開き、今まで見た光景を、その瞳に写す。
「な、何なんだ、あれはっ…。何だって言うんだ、まさか、本当に起こってるなんてっ……!そんなっ、そんなっ!!」
走る。──走る、走る、走る。
why? ──逃げる為だ。
whrer? ───とにかく、逃げられる所までだ。
who? ───俺を殺す、人間から!!
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……!!」
村でずっと過ごしてきた身体で、どこまで逃げられるのか。
あんな、姿も見せず、一瞬で人を殺せてしまう奴だ。逃げ切れる訳がない。
だが、だが。逃げた。
分からない。分からない分からない分からない。怖い。
「こわ……い?」
──ゴォォン、ゴォォン。
その言葉を口にした瞬間。俺の中に、厳かな鐘の音が響いた。
『システムエラー。シスエムエラー』
「なんだ!何を言ってるんだ!!」
『システムID:"1AF7uwY4Y5BrVQT"よりエラーを検出しました。エラーコードは404i3e。指示に従い、直ちに復旧を』
「だからなんなんだよ!!」
『プログラムを展開します』
瞬間、頭に訳の分からない言語が浮かび上がってきた。
class
Re.....r:def_...it__(....,.a.e)....10011110110000101000101010001010101010000010010010101011000010101010000100111111011010101110010000101110101001000101011001100011111000000010011111000010101010100001011110010100010101010011110110000101000101010001010101010000010010010101011000010101010000100111111011010101110010000101110101001000101011001100011111000000010011111000010101010100001011110010100010101010011110110000101000101010001010101010000010010010101011000010101010000100111111011010101110010000101110101001000101011001100011111000000010011111000010101010100001011110010100010101100111101100001010001010100010101010100000100100101010110000101010100001001111110110101011100100001011101010010001010110011000111110000000100111110000101010101000010111100101000101010.......................
訳が分かはなち。頭が、可かちし、くなり、すうだ。
彼の脳は、───ショートした。
誰だ明るいやつ書くとかいったやつ……はい、私です。
初めましての人は初めまして。小荒ユーカリです(*´-`)
初めてのVRMMOもの……といいますか、異世界といいますか。
とにかく新作、頑張ります!
※ご指摘がございましたので、一部の会話を変更いたしました。