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魔法少女の敵の親玉やってます  作者: 気乗りしないお調子者
8/9

7話 6~10/30年目 それぞれ

なんかめんどいんで次上げるときに一気に30年後くらいにします。

だれちゃいますからね、一気に行きましょう

(投稿が早くなるとは言ってない)

それからさらに月日は流れ、4年の時間が経過した

そうしてくるとまた新しい別の問題が発覚し始める

その問題とは


【魔法少女およびバニッシュ化による寿命の延長】である


本来こんなことは起きえなかった

ファーストも三改木綺玲も、そんな副作用を想定していなかった

最初は特に印象の強かった一人の魔法少女を見ていた時に感じた違和感だった


「あれ…なんであの子見た目があんなに若いまんまなんだろう」


綺玲がそう思ったことが始まりだった

その魔法少女はこのウィッチワールドが出来て2年目の時に魔法少女になった、謂わば初期メンバーのようなものである

人間、2年3年なら見た目なんてそう大きく変わることは無い

だが7年近く経っているのに見た目がほとんど変わっていなかった

今彼女は二十歳を超えているはずなのだ、それなのにまるで成長していない

どう見ても高校2年生ほどにしか見えなかった

そうして魔法少女をやめた人以外の魔法少女の顔を一人一人見てみると、全員年齢より6歳ほど若く見えた

そして、その誰もが二十歳を超えている、一番年上なら25はいっているはずなのにだ

それなのに、高校2年生ほどにみえる

これはおかしい


そうして調べていくと、魔女の力、この場合は優綺の力が魔法少女に、バニッシュに、体を、寿命を、はたまたもっと違う部分を作り変えたと確定した。

それを知った時、それを知られた時、その子達が将来的に碌な人生を送れない可能性が非常に高くなる、だからと言って馴染んでしまった力を引き剥がすのは不可能なのだ。


「なにかいい方法を見つけておかなければ」


綺玲は手段を模索し始める


◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️


この5年、魔法少女達は苦戦を強いられた。

もちろんそれはバニッシュの出現による敵の強化が原因である。

なのに魔法少女の数は増えない、5年前から今まで魔法少女は増えていた、なのに今になって急に増えなくなった。

魔法少女達は当然困惑した。

自分を魔法少女にした小さな妖精?にも聞いてみたが、「わからない」もしくは、「そう簡単に魔法少女になる素質を持ってる子がいるとは思えないよ?」と言われるだけでそれ以上の答えは出てきそうにない。

それに対してバニッシュは本当に少しずつ増えている、一年に多くて二人ずつほど、バニッシュが生まれない年もある、幸いなのがつい最近から現れ始めた為に数は少ないことだ。

そして彼らはトレイターがいくら倒されようが絶対に前線には出てこない、いつもその中心で魔法少女を待ち構えているのだ。

そもそもトレイターを突破できない魔法少女はバニッシュと会うこともできない、出会えてもすぐに倒され記憶と力を奪われてもとの生活に戻されるのがオチなのだ。

6.7.8.9.10年目でバニッシュも人数が増え、今は五人になっている。

バニッシュは個人が魔法少女を圧倒する大きな力を持っている。

きっと、これからも、魔法少女達は辛い戦いとなるだろう。


それでも、世界は止まらず進んでいく。


◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️


ファーストは魔法少女とバニッシュの寿命の延長を把握こそしていなかったが、むしろ好都合と捉えていた。

理由は単純、力に馴染んでいるかいないか、これは時間でしか解決しない為に即戦力なんてものには期待できない、ならば出来るだけ長くバニッシュとしての仕事をこなしてくれた方が断然有利になるからだ、元々の才能でどれだけ力が馴染む時間が必要かも変わりはするが、そんなのは誤差の範囲でしかない、魔女の力、魔法少女の力、バニッシュの力は結局は一つの同じ力を振るっているにすぎない、誰がなんであろうと同じ力を振るっているなら育ち方も馴染み方も必ず同じでしかない、例外の自分(ファースト自身)を除けば絶対にありえない。

だからこそ好機、バニッシュを増やし、守りを固めるんだと。


そうしてファーストの5年間は過ぎていった

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