1話 夢の中
長い長い長い夢を見ている気がする。
いつもだったらすぐに覚める夢が終わりの見えないくらい果てしなく感じる。
夢の中でアクションを起こしても現実の意識が覚醒することも無く、自分の意思では目覚めることが出来ない。
そんな長く果てしない夢の中で俺は現実でも見たことが無いような美少女と出会った。
その女の子は俺に明るく話しかけてくる。
「綺麗な景色だね。」
と。その女の子がそういった直後、目の前の景色が変わっていき、気づけば何もなかった気がする空間が星が良く似合う美しい場所となったのである。
「なんだ...これ...。それに、お前は誰なんだ...?」
「私?私は双葉愛叶。よろしくね、星月湊君。」
「...なんで俺の名前を知っている?」
「なんでかって言われたら、私の存在は君が思い浮かべている理想像って感じだからかな。だから君の事は何もかも理解できる。名前だって好きな物だって、それに...君が今、目覚める事が難しい状況って言うこともね。」
目覚める事が難しい状況だって...?何を言っているんだ?この女の子は...。
「本当に覚えていないの?よく思い出してご覧。現実の君に何があったのかを。」
そんな事言われても、俺はただいつも通り学校に向かってただけ......あ。
「思い出したみたいね。なんであなたがこうなっているかが。」
全て思い出した。
「俺は学校に向かっていた最中に意識を失ったんだったな...。」
そうだ、俺はいつも通り学校に行っている最中に何らかの原因で倒れたのだ。
そうしてまだ意識が戻らないのか...。
夢では分かっているって不思議な気分だ。
「それならこの夢も愛叶も全ては俺が思い浮かべている理想なのか?」
「それはちょっと違うかな。この夢の主導権は君では無いからね。」
そのような事を言われ俺は、
「は?」
と。これを聞いたら誰もがそう答えるであろう言葉を上げるのだった...。
***
そうして俺はその後、愛叶からこの夢についての説明を受けた。
どうやらこの夢から覚めることが出来たら、現実の俺の意識が覚醒するみたいだ。
そしてこの夢から覚める条件は愛叶と夢の中で様々な経験をしないといけないらしい。
そこで多くの経験をする事によって愛叶が持っている夢の主導権が俺に移るとの事。
「なんでこんな事になったのやら...。」
「う〜ん...これが運命だからなのかな...?」
「そんな運命にした神様がいるなら今すぐボコボコにでもしたいところだな。」
まあこうなったのなら夢の中の世界を楽しむとしよう。
これは意識を失った俺と夢の中で出てきた不思議な美少女の愛叶が様々な体験を積み重ねていく。
そんな非現実的な物語だ。
なんか寝て起きたらタイトルが降って来たので忘れないうちに文字に起こしました。
どういうエンドにするかも大体は決めたので見てくれると嬉しいです。




