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リボンワンピース・プリンス  作者: 月島
第二章 君を知る文化祭
31/54

31 決着――木崎城一夜物語

 間もなく、二年C組のクラス演劇「木崎城一夜物語」が開演する。

 (りん)(いと)(かなで)という人気者が三人も集まったクラスだ。生徒達にとっては目玉プログラムらしく、舞台袖にも期待の声が聞こえてきていた。


(かなで)君が月彦って言ってたよね? 超かっこいいんだろうなー! 楽しみ!」

「ね! (りん)様がお姫様なのはちょっと意外だけど……」

「C組の友達が(りん)様の衣装姿すごく綺麗だったって言ってたよ」

「ひゃー! そうなの? どんな感じかドキドキするー!」


 自分に期待する声がはっきりと聞こえてしまい、(りん)は舞台袖で着物の裾を固く握る。表情もガチガチだ。

 それを見かねた(いと)が、彼女の背中をポンと叩く。


「おい、(りん)

「うわ!? ああ、いと君……」

「表情固えぞ。リラックスしろ。ほら、深呼吸」

「う、うん……」


 (りん)(いと)に言われた通り、ゆっくりと息を吸い込んで深く吐き出す。それを繰り返しているうちに、少しずつ落ち着いてきた。


「……はあ。ちょっと落ち着いたかも。いと君、ありがとう」

「おー、そりゃ良かったよ。舞台でもその調子で頼むわ」

「う……うん」

「おい、また固くなってんぞ」


 (いと)は呆れ顔で溜息を吐き、頭をかく。

 そんな彼の様子を見て、(りん)は「だって……」と小さく呟いた。


「たくさんの人にお姫様姿を見られるの、緊張しちゃうし……第一、演劇なんて初めてだからさ。失敗したらどうしようって心配なんだよ」

「へっ、何ビビってんだよ。心配しなくてもお前の菖蒲姫姿は超似合ってるし、失敗したら俺がフォローしてやるよ。だから……」


 (いと)(りん)に向かって優しく微笑む。


「不安になったら俺を見ろ。俺が(りん)の不安吹き飛ばしてやるからよ」

「いと君……」


 (いと)の力強い笑顔を見て、(りん)の胸が暖かくなっていった。


 ——そうだ。いと君がいるなら大丈夫だ。今までだってそうだったじゃないか。


「うん……!」


 (りん)は強い安堵感を胸に、明るく微笑むことができた。

 彼女の笑顔に(いと)も「上出来だ。いい笑顔じゃねーか」と満足げだ。


「続きまして、プログラム五番。二年C組による「木崎城一夜物語」です!」


 司会の声が舞台袖にも聞こえてきた。

 C組の生徒達は、顔を見合わせて頷き合う。誰もが、絶対に舞台を成功させる覚悟を持った表情をしていた。


(りん)、行くぞ」

「うん」


 二人は大道具係が作ってくれた庭園のセットの中に向かった。

 幕が徐々に開いていく。(りん)の視界に、沢山の観客の姿が映った。

 胸がドクンと音を立てる。緊張と恐怖が襲いかかってきて、(りん)は一瞬下を向いた。

 しかし、隣には(いと)がいてくれている。だから、大丈夫だ。


(私を見てくれる人全員に伝えるんだ。私が好きな私のこと——)


 (りん)は自分を奮い立たせ、顔を上げた。花の髪飾りがしゃらんと音を立てて揺れる。


「昔々、木崎の国には、美しい姫君がおりました。彼女の名前は菖蒲姫。隣国から縁談の絶えない彼女でしたが、彼女が想いを寄せるのは唯一人。幼なじみの朝霧でした――」


 夜を演出する暗いステージの中、(りん)(いと)はスポットライトに照らされた。二人は、城の裏にある小さな庭で語らう。


「朝霧。あなたと共に、遠くの国まで旅がしたいわ。こんな小さな城の中で、あなたへの想いも認められず……このまま生涯を終えるなど、とてもじゃないけど耐えられない」


 菖蒲姫の演技に、普段「王子様」と呼ばれている(りん)の面影などない。まるで可憐な花のようだ。これには観客にいるファン達もすっかり見惚れてしまう。


「本当に(りん)様なの……?」

「信じられないよね。あんなに可愛いお姫様が(りん)様なんて」


 普段と違う魅力を放っているのは(りん)だけではない。(いと)も同様だ。


「俺も同じ気持ちだ。だけど、そんなこと認められない。俺は平民で、君は一国の姫君なのだから」


 いつものように粗暴な(いと)の姿は、このステージの上には無かった。

 今の彼は、真っ直ぐでひたむきな青年、朝霧なのだ。


「身分の低い俺が願っていいのはただ一つ、君の幸せだけだ。菖蒲」


 (いと)(りん)のことを澄み切った瞳で見つめ、切なる声で告げる。

 (いと)の名演技を見た観客は、すっかり演劇に引き込まれていた。


日和(ひより)君、格好いい……」

「王子様なのは知ってたけど、あんなに素敵な人だったっけ……」


 二人の演技を、(かなで)は舞台袖から見つめていた。


(いと)(りん)ちゃんも、演技の素人のはずなのに……見ているだけで、引き込まれてしまう。きっと、菖蒲姫と朝霧の人物像が、本当の二人に重なっているからだ)


 ステージが暗転し、場面が切り替わる。次の場面は、町で出会った月彦が菖蒲姫に一目惚れする、といったものだ。


(りん)ちゃんへの想いは、一目惚れじゃなかった。でも……)


 (かなで)は静かに目を閉じる。瞼の裏に、先ほどのしらべの力強い笑顔が浮かんだ。


(あの笑顔に報いたいと思った気持ち……しらべちゃんが教えてくれたこの気持ちは、僕にとって、何にも代えがたい気持ち……「恋」だ)


 (いと)がステージから舞台袖に戻って来る。それとすれ違うようにして、(かなで)(りん)の元へ歩いて行った。


(見せてやるよ。僕が見つけた、「本当の気持ち」を)


 舞台照明がつく。付き人役と共に城下町を歩く(りん)が、菖蒲模様の筥迫(はこせこ)——小物入れを落とした。

 城に用があり、家来を連れて歩いていた月彦——(かなで)がそれを拾い、彼女に手渡す。


「お嬢さん、落としましたよ」

「あ……ありがとうございます」


 (りん)は筥迫を受け取り、優美に目を細めてニコリとする。

 その笑顔を見て、(かなで)は小さく息を吸った。

 しらべの笑顔と、言葉。そして、月彦の無垢な恋心を自分の中で織り交ぜる。


 ——いつまでも、僕だけを見ていて欲しい。絶対に、目を離さないで欲しい。この想いが、僕の……僕だけの恋の形だ。


 (かなで)は胸に手を当て、(りん)に心酔の表情を向けた。


「なんて美しいお方だ……」


 吐息交じりに発せられた声は、まるで夢を見ているようだ。瞳はうっとりと細められており、右手の指先はしなやかに伸ばされて心臓を押さえつけていた。まるで心が、魂が、吸われてしまわないように堪えているようだった。

 身体の隅から隅まで、そして纏う空気の全てが、(かなで)にしか演じることのできない月彦を創り上げていた。

 舞台袖から彼の演技を見ていた(いと)も、これには思わず息を飲んでしまう。


(あいつ……本番で更に演技の完成度上げてきやがった。あれが、あいつの実力なのか)


 自分の演技では敵いそうもない迫真の演技を見て、(いと)は悔しそうに唇を噛みしめる。

 (かなで)は、やはりすごい。(いと)に足りないものを……(いと)が欲しくて堪らないものを、持っている。

 そんな彼のことを、もう認めざるを得なかった。

 しかし、それと勝負は別だ。

 (りん)が信じてくれた自分の価値を証明するために、(かなで)に勝つ。それだけは、絶対に譲らない。

 (いと)は拳を握りしめながら、舞台の方を睨んでいた。


 一方、その舞台の方では、自分に見とれる(かなで)に小さく会釈し、(りん)が城へと帰っていくところだった。

 それを見送って、(かなで)は家来に尋ねた。


「先ほどの菖蒲の筥迫の彼女——どこの家のものだ」

「菖蒲の筥迫——きっと菖蒲姫ではないでしょうか。彼女はこの木崎の国の姫君にございます」

「そうか。……城に向かえば、もう一度会えるだろうか」

「ええ。必ずや——」


 唐突に家来役の男子が台詞の途中で息を飲む。彼の目には、恋に焦がれる甘やかな表情の(かなで)が映っていた。瞳は潤んでおり、頬は僅かに赤らんでいる。まるで、心の底から菖蒲姫を想い、彼女への恋心を募らせているような……練習では一度も見たことがない迫真の演技だった。

 そんな(かなで)の演技に、家来役の男子は完全に飲まれてしまったのだ。

 家来役が言葉を失ったことにより、ステージ上に沈黙が訪れる。それを見た舞台袖の生徒達は冷や汗をかきながら演者を見守っていた。

 観客達も同様だ。急に演技が止まってしまったことに戸惑い、顔を見合わせながら沈黙する。

 その静かな混乱を、(かなで)が破った。


「彼女の目に、私を映して欲しい。私だけを、ずっと見ていて欲しい……」


 (かなで)は切ない声でそう言いながら、今にも霞んで消えてしまいそうな息を吐く。

 完璧なアドリブだ。そして、(かなで)の心の奥底から出た言葉でもあった。

 切実で、儚くて、それでいて夜の月のように甘やかな(かなで)の演技に、この場にいた全員が飲まれる。彼から目が離せなくなる。

 観客席で舞台を見ていたしらべもまた、息を飲まずにはいられなかった。


(今のが、周防(すおう)君の本当の魅力……)


「佐久良よ」


 (かなで)が家来役を呼ぶ。その声で、家来役も観客たちも我に返った。


「は、はい」

「彼女を……菖蒲姫を、妻として迎えたい。城へ向かおう」

「ははっ! 仰せのままに!」


 (かなで)と家来役が舞台袖に戻り、ステージが暗転した。

 劇がストップしかけた……という危機を乗り越え、全員がそれぞれ安堵する。


周防(すおう)の演技に飲まれたわ……危なかった」


 家来役が額にかいた冷や汗を拭う。それを見た(かなで)は柔らかく微笑んだ。

 同じく舞台袖にはけていた(りん)も、「私もびっくりした……」と小さく呟く。


周防(すおう)君の演技、やっぱりすごいな……」


 (りん)がすっかり(かなで)の月彦に見とれているのを見て、(いと)は眉間に皺を寄せて(かなで)を睨む。

 (いと)の射すような目線に気付いた(かなで)は、挑戦的な目で(いと)を見つめ返した。

 悔しかったら演技で見返してみせろ――そう言っているようだった。


(ぜってー、負けねえ)


 (いと)は拳を握りしめ、心の中で呟く。

 その後、城で殿様と月彦が菖蒲姫との縁談を取り決める場面を演じ終わり、いよいよ菖蒲姫と朝霧の駆け落ち直前の場面だ。

 初めの場面と同じ小さな庭。夜の帳が降りたその場所で、(りん)(いと)に縁談を打ち明ける。


「私……黄花の国の月彦様と結婚することになったの。だから、あなたと会えるのは今日が最後……」

「そうか……黄花の国の月彦様と言えば、麗しく強いお方として名高い。きっと、君を幸せにしてくれるだろう」

「……本気で言っているの? 私が幸せになれる場所は、あなたの隣だけよ。あなただって、分かっているでしょう?」

「菖蒲……」


 (いと)は震える声で彼女の名を呟きながら、その睫毛の長い漆黒の瞳を見つめる。

 「王子様」と言われるだけあって、よく整った美しい顔立ち。しかし、(いと)は彼女の顔を「王子様だ」と認識したことは無い。

 ——「王子」じゃない。彼女は、涼風鈴(すずかぜりん)だ。俺がこれまでの人生で初めて愛しく想った……他の誰より大切な女性(ひと)だ。


「……ああ。君を幸せにするのは、この世で俺だけだ」


 (いと)の台詞が台本から外れた。本来であれば、「俺が、平民だったばっかりに……何もできずに、本当にごめん。月彦様と、どうか幸せになってくれ」という台詞になるはずだったのだ。

 先ほど(かなで)の演技で危機を乗り越えたばかりなのに、再び訪れたイレギュラーにC組の生徒達の顔が青くなる。

 (りん)もまた、(いと)のアドリブに動揺を隠しきれなかった。


(いと君、台詞違う……!)


 小声で彼に注意するが、(いと)は真剣な顔で彼女を見つめている。

 透き通った明るい茶色の瞳に迷いは無い。


「菖蒲」


 (いと)(りん)の頬に触れ、くっきりとしたタレ目で真っ直ぐに彼女を射抜いた。


「俺を信じろ。俺と一緒に生きてくれ」

「……!」


 まるでプロポーズのようなことを言いだす(いと)を見て、(りん)の色白な顔が一瞬で真っ赤に染まった。

 観客席からも息を飲む音が聞こえる。誰もが、(いと)の言葉に心を奪われてしまった。


「菖蒲、返事は」

「あ……も、もちろんよ。あなたが行く場所なら、どこへだってついて行くわ……」

「ありがとう。さあ、行こう。二人で幸せになれる場所へ」

「ええ……」


 (りん)の手が(いと)に引かれる。

 まだドキドキが収まらず、半ば混乱している(りん)だったが、彼の背中を見ているうちに開演前の会話を思い出した。


 ——不安になったら俺を見ろ。俺が(りん)の不安吹き飛ばしてやるからよ。


(そうだ。いと君と一緒なら大丈夫。いと君と私なら大丈夫……)


 (りん)は自分にそう言い聞かせながら、ステージの上を走った。

 舞台袖から城の家来役達が駆けつけ、(いと)に対峙する。


「人攫いめ! 菖蒲姫を返せ!」

「生きては帰さぬぞ! 皆のもの、かかれ!」


 家来役が刀を抜いて(いと)に襲いかかってくる。


「朝霧!」

「菖蒲との幸せのためだ。許せ!」


 (いと)は刀を抜き、家来達を次々に斬り伏せていった。

 追手を倒しつつ、(いと)(りん)の手を引いて走る。

 あと僅かで城を出ることができる……その時だった。


「待て」


 (かなで)が、涼やかな声で(いと)を呼び止めた。


「菖蒲姫から離れろ、平民風情が」

「月彦様……!」


 (いと)(かなで)を鋭く睨み、刀を構える。

 その姿を、(かなで)も冷たい瞳で見据えていた。

 ――ついに、決着の時だ。自分の暗く重い過去に決別し、大切な人に自分の価値を証明するために……この勝負、絶対に勝つ!


「そこを退いてください。菖蒲姫は何があっても譲れないのです!」

「何を言っておられるのか。彼女は私の妻となるお方だ。何としても返してもらう」


 (かなで)も背筋が凍るような声で応じながら、自身の刀を抜く。

 氷のように冷たい眼差しから迸る殺気。これは演技のはずだ。しかし、本当に殺し合いが始まるような緊張感が体育館を支配する。

 (いと)はその殺気に怯む心を奮い立たせ、(かなで)に迫った。

 

「っ……通してもらう!」


 (いと)が振るった刀を(かなで)は受け止めた。

 しかし、練習の時のようにはいかない。(いと)の力が、強くなっていたのだ。

 (かなで)は徐々に押されていくのを踏ん張って耐えながら、歯を食いしばる。

 苦しそうに顔を歪ませながら、(かなで)は絞り出すように声を出した。


「ずっと……お前が、羨ましかった。僕が貰えなかった愛情を、全て持っていたお前が……!」


 (かなで)(いと)を押し返しながら、声を張った。


「どんな栄光も、地位も、お前に勝てなきゃ無意味だ!」


 (かなで)の力が強くなる。

 (いと)が後ずさりながらも堪える中、刀が耳触りな音を立てて擦れた。

 どちらも本気だ。演技など関係ない。ただ、全力でライバルに立ち向かっているのだ。

 お互いに「絶対に勝てなかった」相手に打ち勝ち、前へと進むために……譲れない戦いに身を投じているのだ。

 (いと)(かなで)に強い力で押されつつも、諦めずに声を張った。


「俺も、お前が羨ましかった……! 実力も地位も持っていたお前が、羨ましくて、憎くて……嫉妬に頭を支配された! 何度も!!」


 (いと)は決死の力を刀にかける。


「お前に勝てない俺に価値は無いと、繰り返し思った! だが……それも今日で終わりだ! ここで、全力のお前に勝って……俺は、大切な人が信じてくれた俺の価値を証明する!!」


 (いと)が叫んだその瞬間だった。

 (かなで)の刀が、(いと)の刀に弾かれて体育館の床に落下した。

 カツンと音を立てて、刀が床に落ちる。

 丸腰になった(かなで)に、(いと)は息を切らしながら刀の切っ先を向けた。


「俺の勝ちだ。……通してもらう」


 (かなで)の瞳を、(いと)の澄み切った瞳が射抜く。

 (かなで)の顎を汗が滴った。それと同時に、こげ茶色の瞳からも、透明な雫が零れ落ちていった。

 しかし、彼の表情は……穏やかで、満足げに微笑んでいた。

 それは初めて全力で(いと)にぶつかることができたお陰で、自分のことを好きになれたから——ここまで積み重ねてきた自分の過去と苦しみを、全て受け入れて認めることができたからだ。


(僕の積み重ねてきたものを、全てぶつけることができた。何一つ包み隠すことなく、本当の僕で戦えた——)


 (かなで)は清々しい感動を胸に、口を開く。


「……行くがいい、朝霧。二度と振り返らず、そして、決して迷わずに……己の信じる道を進め」


 思わぬ言葉を掛けられ、(いと)は目を見開いた。

 驚いた顔の(いと)に、(かなで)は小さく口を動かす。


 ——ありがとう。


 彼が伝えたいメッセージを受け取った(いと)は、胸に迫るものを必死に呑み込んで(りん)の手を引いて走り出す。


「……約束する」


 (かなで)に小さく呟き、(いと)(りん)はステージをはけた。


「っ……朝霧は月彦に打ち勝ち、菖蒲姫と共に幸せに生きてゆくのでした」


 ナレーターの生徒が、動揺を堪えながらなんとか舞台を締めた。

 幕が下りていく。観客席から、割れんばかりの拍手が聞こえてきた。

 劇の成功を実感し、(かなで)は達成感と共にステージの天井を見上げた。


(本当の僕も……悪くないかもな)


 (かなで)は気持ち良さそうに目を細めながら、穏やかに微笑んだのだった。

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