第7話 秘密‥
こんにちは(゜▽゜)/
今回は少し短めです。近々また新キャラを出すかもしれないのでお楽しみに~
由宇は神力を使い屋上の入口に鍵をかけると、ベンチに座っている葵の隣に並んで座った。
「えっと‥‥何から話せばいいかなぁ」
由宇は困ったように肩を竦める。それにつられるように由宇の頭にある耳もぺたんと力無く垂れた。
「あの‥‥由宇、その耳は‥?」
葵が恐る恐る聞いてきたので由宇は諦めたように笑うと、
「実はね、私は猫神っていう神様なんだよね」
と言った。由宇は事前にもし正体がばれたら自分は“猫神”であると言うことにしていたのだ。あくまで“神威”であることは黙っておくことにした。
「か‥神様?」
葵は目を丸くして私を見てきた。葵には悪いけど自分が神威であることは話せない。余計な心配をかけたくないから‥
「正確には私の中に猫神が入っているっていうのが正しいかな‥神子?」
『何かしら?由宇?』
そう言うと神子が私の体から姿を現す。真っ白で綺麗な体に真紅と蒼の瞳、そして二本ある細くて綺麗な尻尾。何度見ても目を奪われそうになる。
葵は神子を見てさらに驚いているようだ。
『はじめまして、葵さん。私は神子よ♪あなたのことは由宇の中から見てたわ。よろしくね♪』
「‥は‥はい!!こちらこそ!!」
葵は深々とお辞儀をした。その後“神力”等のことをひととうり話した。
「じゃあ‥‥やっぱりその耳は‥」
「そう、本物よ」
そう言うと、由宇は 耳と尻尾を隠した。
「まだ信じられない‥目の前に本物の神様がいるなんて‥」
由宇は少し困ったように笑った。
「葵、このことは秘密だからね?余計な心配かけたくないから‥」
葵は深く頷いた。
「わかった。誰にも言わない。約束するわ!!」
「うん、ありがとう」
その後、二人で帰っていると不意に葵が口を開いた。
「陸には言わないの?一応一番仲がいいのに‥」
「う~ん、ばれたらちゃんと話すけど、ばれないうちは黙っておきましょうか。できるだけ周りには知られたくないから」
「わかった、じゃあ黙っておくわね」
自分の秘密をこうして話せるのがこうも楽だとは思わなかった。今まで神子にしか相談できなかった事が葵にも話せることになったのだ。不安が軽くなったようだ
これからの生活にが変わらず平和であることを願いながら由宇は葵と夕暮れの帰り道を帰っていった。
白夜「どうも、白夜です!!いやぁだいぶ落ち着いて書けるようになってきました♪」
由宇「本当よね、昔は誤字脱字ばっかりで人に見せれるような作品じゃなかったからね」
白夜「由宇、いきなりそれは酷いな‥‥泣きそうだぞ」
由宇「だって本当のことじゃないの」
白夜「‥うっ‥返す言葉がない‥‥そうさ‥‥どうせ‥‥うわあああああん」
由宇「えっと‥作者が泣き出してしまったので私がかわりに‥‥次回をお楽しみに♪」