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自分に任せて。きっと完璧な解決案を導き出して見せるさ。

新キャラ

空軍大臣『青山瑠璃』(あおやまるり)

名前の由来

青空が似合う花、ネモフィラの和名表記、瑠璃唐草(ルリカラクサ)から。

性格

冷静。いつも口が悪いが、本人は気づいていない。雪野のことを〔よくわからない謎の生命体〕という捉え方をしているため、問題への視点が大都と異なり、雪野の体を残し、解剖などをして原理を解明しようとしているため、雪野の体を残せない手段に反対している。大都との対立が深まっているが、本人は別に大都のことが嫌いなわけではない。寛容な心を持っており、一部から熱狂的な人気を誇る。

…ん…あ〜…

んにゃ。…まだねむい…ひさしぶりにきもちよくねれたんだあ…でも…おきれない…ねむい…しょうじきまだねたいよ〜いまなんじ〜ん…?6じ…びみょ…まいいや…おきよ…んに〜よっと!おはよう。お水でも飲もっと。

「…こんなことやってる場合じゃないんだよね。なんか、今の生活になって良くなった部分と悪くなった部分が一気に来た感じ。…まあいつか慣れるか。うん。そだね。」


「…外眩しいなあ。とりあえずパーカーに着替えないとね。」

あ…なんか入ってる。…これ昨日私が入れたやつだね。お水。冷やしとこ。…こういうとこで便利だね。あと…パン。かたい。つめたい。…こういうとこで不便。

「…ここに長期滞在するのも危険か。昨日凍らせた隣町に移動しよ。…きっとこんなことやってる間も国のお偉いさんが私を殺す作戦を練ってるんだろうね。やっぱもっとおっきくいくべきかな。」

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大都『〜ということで、私は陸軍が地上戦で時間を稼いでいる隙に空軍が周り一帯を巻き込む爆弾を落とすという作戦を提案します。』

〈却下で。〉

『…理由は。』

〈周り一帯を巻き込む爆弾って核とかその次元になってくるよね?そんなん自国に落とすわけないじゃん。それに、そのレベルになると陸海空全大臣と主権者の許可がいる。法律で定められた話ね?でも、自分は許可するつもりはない。もし自分が許可しても、海軍大臣は絶対しないよ。いっつもそればっかり。もっと違う意見でも出して見せろよ。〉

『…これだからお前は好きになれないんだ…いつもそう。問題解決への道筋が消極的なんだ!もっと迅速な問題解決を心がけるとかなあ!ないのかよ!お前にはよお!なあ!』

〈静かにしてもらっていい?ここそんな感情論で押し切っていい場じゃないから。考えろ?〉

『…もういい。どうせ俺が空軍を動かせるんだから。お前の意見なんて知ったことか。』

〈…はあ。勝手にすれば?君のやり方じゃあ資源を失うだけ。まずは観察して隙を見つけるとかないの?〉

『じゃあどうやって観察するんだよ。監視カメラでも上空に飛ばすってのかよ。』

〈違う。行動ルートを読んで行動すればいい。初日でわかったさ。奴の単調な行動ルートはね。それに照らし合わせつつ定点カメラの映像を組み合わせれば位置は特定できる。そこに監視カメラをセットして行動を観察。そうすれば隙が見えるはず。だろう?〉

『…じゃあやってみろよ。』

〈小学生みたいなこと言うねえ。やるけど。自分に任せとけ。完璧な解決案を導き出してやるから。〉

『…口だけは達者な野郎だ。』

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…私…なんか適当じゃない?さっきから。大丈夫…じゃないよね。もっと堅実に行くべきだよね。…前決めたはず…私は世界中の人類の心をへし折るくらいの覚悟じゃないといけない。もっと暗く、非情で、希望も何もない現実を見せつけないと。人類は頑固なものだからね。売られた喧嘩は死ぬまで買い続ける。なら徹底的に、起き上がれなくしなきゃいけない。でも…私はただの女の子でしかない。剣で小突いたら死ぬような。…おかしい話だよね。普通は逆だと思う。でも今回は違う。なんで私…こんなことしてるんだろ…頭が混乱してきちゃった。私にはわかんない。理由も、原因も…何にも。誰もわかんない。私はよくわかんないとき、立ち止まって考えるようにしてた。これからどうすべきか…とか。…でも、ここで止まっちゃいけない。私は…きっと何かを背負ってる気がする。私はこの日々にまだ適応してない。でも、今までの私とは明らかに違う。私の心境も。何かを背負ってる。背負いすぎてる。…難しいね。やっぱり私にはわかんない。頭の中に出てきた言葉が、私を蝕んでる。私という人間を。人間性を。…こんな生活、すぐに終わらせよう。私がおかしくなっちゃう前にね。

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