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人生ってのは面白いね。突然幕が降りちゃうの。一瞬にしてね。

3日目の進捗。

…まあほぼ0。

あ、近づきはしたよ。

あと奥義が二つもできたね!

誰が覚えてるんだろ。

…あれ?あ、私寝てたの?気づかなかった。


…ん〜 ふにゃ。おはよう。


さて。昨日は好き勝手しやがって。今度は私のターン。今日は私の日。明日も、明後日もね。


「…あれ?絶対出たら待ち構えてるいつものだと思ったけど。学習したのかな?」


「無駄な抵抗なんてしないで欲しいしね。どっちにも損でしかないんだから。」


…とりあえず今日はとにかく首都の方に近づきたい。国家の重要な都市は首都側に寄ってるからね。

…このペースだと2日後くらいには着くかな?頑張ろ。


…ん?まだ逃げてない人なんかいたの?やっぱインフラが崩壊してるから車とか使えないしね。仕方ないか。


「ねえ。」


《…》


「君に言ってるんだけど。」


《…》


「…そんなに死にたいの?」


《…どうか…》

《私には子供がいるんです…隣にいる…この…可愛い我が子が…いるんです…》

《この子には…この子にはまだ未来があるんです…どうか…私はどうなっても構いません…この子だけ…この子だけは見逃してください…お願いします……》



「…あ〜そういうのね?」


《私はどうなってもいいです…どうか…どうか…!》



「…ふーん。じゃあさ。」


「この状況でも同じことが言える?」



《…ひいい…》


「今君の目の前に数十本の氷の針が見えるよね?これを今からどっちかに投げる。そしたらどうなるか…わかる?」

《…は…はい……》


「きっとこの針は体を貫く。目も、喉も、心臓も、全てに突き刺さる。」

「そして、全身から出血し、激しい痛みを覚えながら、死ぬ。それを今からどっちかに投げる。」

《…》


「どうする?もし君がこの子を犠牲にすれば、君は串刺しにならずに済む。さあ。それでも本当に自分はどうなっても構わないなんて言える?



《…はい…はい…言え…言えます…言えます…》

《私は串刺しにされてもいいです…だからこの子を見逃してください…!》


「…へえ。意外。なら…」

《…針がなくなった…?もしかして…私のことも見逃してくれる

「全方位からグサグサにしてあげる。」

《…いや…いやああああああああ!!》


「はい。」

「滅多刺しにされて、顔も、臓器も、足も。全部全部ぐっちゃぐちゃになって。勝手な期待をして。痛みを覚えながら…死んでって…本当に馬鹿みたいで………ふう。久しぶりに楽しませてもらったよ。ありがとう。」


〈…お姉ちゃん…?〉



「…私?」


〈…ねえ…お姉ちゃんが…今…私のお母さんを…こんなんに…ねえ…〉


「…まあ。よかったじゃん。君のお母さんが身を挺して、君を守って

〈よくなんかない!!…ねえ…!返してよ!私のお母さんを返してよ!お姉ちゃん!お姉ちゃん!〉


「そんな馴れ馴れしくしないでもらっていい?私だって本当は

〈うるさい!早くお母さんを返して!お姉ちゃんが話す必要なんてどこにもないの!〉

〈その不思議な力でさ!お母さんを蘇らせてよ!ねえ!〉



「(…はあ…これだから人間は面白いんだよね。目の前で親の命を奪った人に対して、怒り、咽び泣き、感情を爆発させてさ。自分の今に必死になって。中途半端な年寄りより、こういう子供が一番楽しい。まだ人間らしさが残ってるからね。)」

〈ねえ!いつまで黙ってるの!ねえ!〉

〈もう私お姉ちゃんの顔なんて見たくない!嫌い!!〉



「…そんな怒んなくてもいいよ。大丈夫。」





「今から君をお母さんに会わせてあげるから。」


〈…ねえ…お姉ちゃんに触られた手が凍っちゃったよ…?お姉ちゃん…私のことは見逃してくれるんじゃなかったの…?〉

「いつ私がそんなこと言った?」

「私は別に君を見逃してあげるなんて一言も言ってないよね?君のお母さんが串刺しになってくれたから、君が串刺しにならずに済んだよってだけ。それを君たちが勝手に君のことを見逃してあげるって勘違いしたの。私に君たちを生かしてあげるつもりなんてなかった。」


〈…嘘ついたってこと…?〉


「嘘は一言も言ってないさ。もとから生かすつもりがなかった。でも君のお母さんが面白いことをしてたから、どうせなら最大限苦しめて、最大限落として殺した。それだけ。」

〈そんなのひどいよ!人の心がないの!?ねえ!この鬼!悪魔!〉

「うるさい。」

〈ねえ!もう手を離してよ!どんどん凍ってるよ!ねえ!ねえ!〉

「駄目。君は凍りつくまで私と手を繋いでてもらうよ。よかったね。最後に他人と手を繋いで死ねるなんて。」

〈なんでそんな平気な顔でそんなことができるの!ねえ!ね〉



「…さ。先を急ごう。」




「ここら辺はもうひどいね。まともに歩けたもんじゃない。凍らせてとかしてを繰り返さないと進めやしないよ。」


《止まれ!お前を

「あごめん。もう君たちの時間稼ぎには乗るつもりはないから。そこで凍っといて。」




「…あっという間にもうお昼。変わり映えもないし。つまんないの。」

ただいま。

「…誰?」

これを書いてる人。

「…は?」

え…

もしかして嫌いですか?

「まあ私人間嫌いだし。」

怖。

小布小布。

「怖いを小と布で分けるのやめて。」

そんなことはどうでもよくて。なんで休んでたかわかるかい?

「…時期的に受験勉強とかしてたんでしょ?」

うん。

「てことは君中3か高3だよね?」

いや小6の可能性あるぞ。

「は?」

…あと一応院進するために勉強してた可能性あるから。

「…確かに。」

確かにでいいんか?

「…終わり?」

うん。

「やる気な。」

いいじゃん!

あと最後に言わなきゃいけないことがあった。

せーのでいくよ。

「あ私も?」

うん。

せーの

  ・・

「ーーー」

「終わり。」

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