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自分だって、きっと何かできることがある。何かは知らないけどね。

「…脱出できた?まだか。今日もうここで一日終わるかも。」

『地下で挟み撃ちを狙うぞ。いいか。絶対音を立てるな!一撃で決めろ!』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『…自分…やっぱりダメ人間だったのかな…作戦成功したと思ってたけど全然で…損害も出しちゃって…』

『…はあ…』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…」

〈…:目的発見。作戦を実行します。〉

『よし。頼むぞ。』

「…」

〈…!〉

「…

はあ。」

〈報告!銃弾が空中で凍らされました!〉

『はあ!?気にするな!後から来たやつもどんどん撃て!』

「…あのさあ。」

「私のことをどんだけ舐め腐ってるの?そんなん警戒してないわけがないじゃん。」

〈黙れ!〉

「黙って欲しいのはこっちなんだけど。」

「私は歴史を変えようとしてるの。新しい歴史に。邪魔しないでもらっていい?」

〈無理に決まっているだろ!そんなんで我が国を支配されてたまるか!〉

「安心しな。君の国だけじゃない。全世界を私の手に収める。差別してるわけじゃないさ。」

〈そういう問題じゃねえ!貴様なんかに人類を支配できるわけがないだろうが!〉

「できるさ。ルートはいくらでも見えてる。」

〈仮に支配できたとして貴様に従う奴がいるわけn

「うるさい。」

「私は歴史に1ページ追加しようとしてるの。それがどれだけ大事か考えて?」

「この国は戦争によって低迷した。疲弊した。なのに何にもしなかったら、ただの屍でしかない。そこには動いているかいないかくらいの違いしかないだろう。」

「これはこの星全体に言える。疲弊して、文明を失って。なのに今までのまま進もうとしてる。」

「改革が必要じゃない?それができてないからこうなるんでしょ?」

〈…さっきから歴史がどうとかなあ…そんなものは関係ないんだよ!〉

「あるに決まってんだろ。愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。聞いたことないなら黙ってろ。」

〈でも歴史を増やすことなんていつでもできるだろ!それが無闇に人を殺すことの理由にはならない!〉

「…はあ。いい?歴史ってのは花束と悪魔で作られてる。花束が自分の色を使って美しく歴史を着飾って、悪魔がビリビリに引き裂くんだ。それが騙られてる。騙られてるの。」

「歴史はぐしゃぐしゃにしわをつけたり、不都合な部分を切り裂いたりすることはいくらでもできる。でも、新しく都合のいい色を付け加えることは難しい。」

「歴史に1ページ追加することは、並大抵のことをしていてはできない。でも、それをしなければ世界は変えられない。歴史に1ページ追加すれば、賢者はこの歴史に学ぶ。そうすれば賢者によって、新たな色が加えられる。そうすれば変わる。何かが。だから私は最初の1ページを追加する。私の色を存分に使った新たな1ページを。」

「わかった?」

〈…何言ってんのかわかんねえよ!長えんだよ!〉

「…やっぱり人って惨めだね。抵抗できなくなった途端に野次ばっかり。しょうもないところにケチをつけて。邪魔。氷と共に溶けて消えろ。」


「…ふう。さて。そろそろ出れそうかな?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『…嘘だろ…千載一遇の好機が…俺の勝利が…。』

『…君もそうなっちゃったか…ほら。君はもっと頑張ってよ。自分と違って優秀なんだから。』

『…は?』

『お前も頑張るんだよ!』

『いや…自分には何もできないんだ…どうせ…どうせ…』

『そんなことはない!何もできない木偶の坊のような人間はこの世に存在しないんだ!人間は必ず何か成果をあげている!例え自分が気づいていなくてもだ!』

『…そう?』

『お前だって成果をあげたじゃないか。レーダーをつけるというな!』

『…ありがとう…ありがとう…!』

『お前も頑張るんだよ!な!また作戦は練り直せばいいさ!』

『任せて!』

『0

 #0000FF #0000FF #0000FF

 #0000FF ヤシ太鼓帽子#0000FF

 #FF0000 軍旗弾丸大砲#FF0000

 #FF0000 #FF0000 #FF0000』

『流石だね。』






















作者ヒントは【団結は力なり】で。これでわかるような人がこんなのを読んでいるかどうか。

本当は絵文字使いたかったけど、却下された。なぜ?

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