4、 魔法属性の適性
今日は、魔法属性の適性を調べてもらえる。どの属性に適性があるのかなぁ〜 本当に楽しみ〜
院長さんが、水晶の様なま〜るい透き通る石を、持って来た。あれが適性を調べる道具なのかなぁ〜?
「 さって、準備が整いましたよ。早速、試して見ましょうか。」
いざ、調べるとなると、少し緊張して来た――
「 そんなに、緊張しなくても大丈夫よ。この水晶にそっと手を翳して見ると、属性が分かるようになっているので、簡単ですよ。」
言われた通りに、水晶にそっと手を翳した。段々と淡い光が、溢れて水晶が一瞬光り輝いた――
院長さんが、水晶を見て何かを確認して道具を片付け始めた―― あれ? もう終わり??
「 マリン貴女の属性が、分かりましたよ。」
「 どんな属性ですか??」
「 貴女の属性は、二系統有りましたよ。一つは、水属性とその上級属性の氷属性でもう一つは、風属性とその上級属性の雷が、合わせて四属性の魔法が貴方の持つ魔法属性です。」
無属性では、無かったか―― 残念。
水は、便利かな? 飲み水に困らなさそう――氷も、暑い夏には冷たくて便利だね。
「 しょきゅうのほかに、じょうきゅうのてきせいが、わたしにふたつあるのですか??」
「 えぇ、間違いなく上級魔法属性の適性が二つ、マリン貴女に有りましたよ。どちらの魔法も、相手を麻痺や凍結などの状態異常に、する事も出来て便利ですよ。」
なるほど、状態異常に出来るのは、確かに便利だね。うーん、わたし雷が、苦手だけど練習すれば大丈夫になるかなぁ〜??
「 適性魔法属性も、分かった事ですし次は、早速魔法の実技をしていきましょう。まず、魔法は魔力使って発動させます。だから、最初の頃は、その魔力を感じ取ることから、学んで行きます。」
「 まりょくをかんじるには、どうすればいいのですか??」
院長さんは、一つ頷きわたしに手を差し出して……
「 手から、私の魔力をゆっくり貴方の手に流します。その時の、魔力の流れをゆっくり焦らずに、感じなさい。」
そう言って、わたしの手を取り軽く掌を合わせた、暫くそうしてると、掌が段々温かくなって来た。
「 魔力の流れが、掌から身体に流れていくのを感じなさい。」
院長さんの言葉に、従いその温かいものが身体に、流れていくのを辿っていく事に集中する――
―――――――
「 さぁー今日は、ここまでね。初めてでここまで魔力の流れを感じれるのは、凄いことよ。」
「 はい、きょうもありがとうございました。」
あの温かなのが、魔力の流れ―― もう少しで何か掴めそう……
その後も、魔法以外の座学をして、出来るだけこの世界について学んで行く。
今度、街の図書館に連れて行ってくれるんだって、図書館にならこの世界の創世記なども有り、この世界事を知りたいのなら、其処が良いだろうって…… 世界地図みたいな物も、あるかな??
今いる国は、この世界の何処らへん何だろう――
西の大陸とは、聞いたけど全体的に知りたい。
楽しみだなぁ〜竜についても、もっと知りたいし、[ 浮遊帝国 ]が在る―― 浮遊大陸の事も知りたい。 浮遊って、ふわふわ浮いてることだよね。凄く、ファンタジーって感じがする〜
炎属性と氷属性の最上級属性が、共に聖属性なのは、聖火や聖水から来ています。
作者の中では、どちらも神聖なイメージだったので、この世界の魔法は、こうなりました。
どちらも、アンデットに効果有りの魔法です。
( ´ ▽ ` )