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3、世界渡り

 世界渡り―― それは、この世界とは違う異次元から、世界の境界線を超えて来た者のことを言う。

 それは、人や獣、植物に何かの道具だったりするらしい


 わたしは、その世界渡りをして来たのだと―― あれ? 今わたしは、地球にすら居ないって事!!

 その事実に、薄らっと背筋が寒くなった――


「 それで、どうするのです? このまま連れ帰る訳にも、行かないでしょう。」


「 この近くの街に、養護院があるだろう。其処に、この子を預かって貰おうと、今向かってる所だ。」


「 それが、無難そうですね。」


 どうやらわたしは、身寄りの無い子供達を保護してる施設に、お世話になる事になりそうです。


―――――――


 森を抜けて、街に入りその養護院の院長に、わたしを預けて、おにいさん達は去っていた。


 その後、わたしはこの世界について、少しずつお勉強を始めた。地球との違いに戸惑うことが、あれども此処で生きていくには、とても大事なこと。

 

 この世界の言葉は、何故か相手が話す言葉が理解でき、わたしの話す言葉は、この世界の言葉になるらしい――が、文字だけは分からなくて、今は絵本の読み聞かせをして貰いながら、書くことも練習している。

 合間に、お金の種類や価値観も教えてもらっている。  本・当・に・大・事・な・こ・と・だから!!


 後に、院長に教えてもらったんだけど、あの時のおにいさん達は、人では無くて[ 竜 ]だと、道理で人間離れした、容姿をしていた訳だ。

 ある意味、納得である。


 この世界に置いて竜は、とても特別な存在の様で、滅多に出会うことが無いと――

 そもそも、竜達は [ 浮遊帝国 ]にその殆どが暮らして、他の国には龍人と言う人種が主なのだとか? あれ? なんであの森?にいたんだろう――


 そう言う理由で、おにいさんにお礼しに行けてないの[ 浮遊帝国 ]に行ける人は、余りいないんだって!!

 国の法律で、人間は認めてもらえないと、ダメみたい―― むぅー。

 特別な資格と身分?が、必要――その為にも今は、お勉強を頑張る。

 後、魔法についても教わる事になる。わたしは今生活魔法??も使えないから、この世界での生活が難しい…… 元の世界にない物だから、少し楽しみだったりする。 箒で空を飛べるかな??

 

 わたしが居るこの養護院は、[ アストル・ミスティック ]と言う街に在り、国の名前が[ リュール・セレスト王国 ]西の大陸にある大きい国なんだって、まだこの街の養護院とあの森しか、見た事ないからよく分からない。

 院長さんに言えば、一度街の中を歩いても良いかなぁ?? 暫く暮らす街について、もう少し知りたいな。


 あれから半年経つ今日、院長さんが魔法を教えてくれる。かなり楽しみ、地球に魔法は無かったから、アニメや某魔法学校みたいな事が、出来るのかなぁ


「 まず先に、魔法属性の種類とクラスを覚えましょう。 どうの様な、魔法が有るのか知っておくのが、魔法を学ぶうえでは、重要ですから―― 」


「 はい、わかりました。かみにかいて、メモしていいですか??」


「 良いですよ。魔法は実技も重要ですが、座学もとても大切ですから―― それでは、魔法は八属性在り、それぞれ系統が異なります。 次に、初級魔法は、その中の四つだけで後の魔法は、上級魔法になります。上級魔法は、適性がないと覚え使用する事が出来ません。」


「 てきせいというのは、なんですか?」


「 良い質問ですね。人には、それぞれ生まれ持った魔法適性が有り、その適性に合った魔法が使用でき、魔法の威力が増します。」


 なるほど、某ゲームみたいに同じだと、威力が上がる仕組みなのかな――

 

「 魔法属性は、火属性、水属性、風属性、土属性の初級魔法の四つ―― 後の四つは、上級魔法になり、無属性、闇属性、光属性、時属性です。」


 他の属性は、何となく分かるけど―― 無属性と時属性はよく分からない??


「 院長さん、むぞくせいやときぞくせいは、どういった魔法なのですか?? 」


「 そうですね。無属性は、主に身体強化や空間魔法なります。時属性は、魔物が素早い場合に少し遅く出来ます。また、その逆に自分の素早さを、上げる事が出来ます。それに、この二つの魔法適性を持っていると、“ 時空“ 魔法を覚える事が出来ると言われています。」


 無属性の空間って―― もしかして、某有名アニメみたいなポケットやラノベでも、有名なアイテムボックスを魔法で、再現出来たりする??

 それなら、その適性は欲しい〜 すごく!欲しいなぁ〜


「 てきせいはどうやったら、わかるのですか?」


「 魔法適性を調べる道具が、有るのでその道具を使えば直ぐに分かりますよ。今日は、もう少し座学をしましょう。そしたら明日は、その道具を使い魔法属性の適性を調べましょう。」


「 はーい、わかりました。」


 明日が、とても楽しみ〜 どの属性に、適性が有るのかなぁ〜♪


 今日の座学で、習ったのは、魔法属性と適性、クラス―― 魔法は八属性、初級と上級その上には、最上級クラスの魔法―― 最上級の魔法は、七属性。

 

 初 級   上 級   最上級

 火属性 = 炎属性 = 聖属性

           

 水属性 = 氷属性 = 聖属性


 風属性 = 雷属性 = 嵐属性


 土属性 = 木属性 = 磐属性


       闇属性 = 月属性


       光属性 = 日属性


       時属性 = 星属性


       無属性 = 天属性


 最上級クラスの魔法は、聖属性と嵐属性は、何となく分かるけど、その他の魔法は名前だけ知ってもどんな魔法か想像出来ないなぁ〜




世界渡り

・ 異次元から、やって来ることを言う。

・ 主人公は、七百年ぶりの世界渡りの子である。

・ 数百年間隔で、現れる。時々人では無く、動物や物だけの時もある。動物の場合には、生き残る確率が極めて低い ( 理由=普通に魔物に淘汰されるから )

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