第1章 EP 2
「それじゃあ、母さん行ってくるよ」
「気をつけてね」
「うん」
そして俺は馬車に乗って王都を目指した。
あれから 3年の月日が経ち、俺は6歳になった。
12歳になったら通える、魔法学院のためにお金を稼ぐ必要がある。
王都では6歳になったら冒険者登録が出来るらしいから冒険者になってお金を稼ぐ事になった。
エリオットのステータス(6歳)
火 中級
水 中級
風 中級
土 中級
闇 上級
全て無詠唱
「よろしくお願いしますね御者さん」
「おうよろしくなボウズ。後、俺のことはマリオでいいぜ」
「分かりました。マリオさんですね。俺のこともエリオットでいいですよ」
「おう、エリオットよろしくな!」
「ところでエリオット、おめーいくつだ?」
「昨日6歳になったばかりです」
「6歳か、王都には何しに行くんだ?」
「冒険者登録ですね」
「へぇー、お前も大変だなぁ」
「ところでマリオさん。王都までは後どれくらいかかりますか?」
「後30分ぐらいだな。ここの道は魔物がよくでるから出たときはよろしく頼むな」とゲラゲラ笑う
マリオさん良い人そうでよかった
魔物も出るみたいだし索敵魔法でも一応使っておくか。
「ん?この反応は...」
「どうした?エリオット」
「近くの茂みに魔物がいるようです。それにかなりでかい」
そういった瞬間茂みからでかい赤色のクマが現れた。
「なんですか?あれ」
「あいつがなんでここに...あり得ない.」
マリオさんがすごい怯えてる。そんなやばそうには見えないけどな。
「あいつそんなにやばいんですか?」
「やばいなんてもんじゃない!さっさと逃げるぞ!Cランクのモンスターのレッドベアだ!俺らの手にはおえん」
Cランクモンスターか。 丁度いい、ここらで獲得した魔法を試すとするか。
「僕に任して下さい」
そういって馬車から降りる
「へ?お前死にたいのか!」
マリオさん悪いけどCランク程度なら俺は負けることないよ
(イメージだ。対象の生命を奪う絶対領域
「漆黒の遊覧界」)
その瞬間 半径2キロメートル内に闇のドーム的なものが開かれ 対象の生物めがけてどんどん縮まっていく
この間コンマ一秒にも満たない。
一瞬にしてレッドベアの生命力を奪っていった...
流石にやり過ぎたか
しかもこの魔法のやばいところはこの半径2km以内なら何体でも強制的に生命力を奪えるとこなんだよな。
「あれ?レッドベアが、し、しんでる...?」
「あーはい。僕がやっといたんでもう大丈夫ですよ」
さてレッドベアを回収するか。もしかしたら高く売れるかもしれないしな。
「アイテムボックス」
そこにレッドベアの死体を入れる
「お前、アイテムボックス使えるのか?」
「え、あ、はい。皆さん使えないのですか?」
「あぁ、あんま使える人は見たことねえけど、レッドベアほどのでかい魔物が入るアイテムボックスは初めて見た。」
え、そうなのか。索敵魔法やアイテムボックスは練習しないでも使えたからな。これも異世界転生の特典的なやつなのか。
とりあえず漆黒の遊覧界はしばらく使わないでおこう。
あまりにも強すぎるし、こんなの使って何の魔法かバレたら騒ぎになるしね。あまり、学院入学前に騒を起こしたくないしな。
俺は心の中でひっそりとつぶやいた。
2話めです!
今回少し短いです
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