ルーファ・M・スクエアード
ぷらぷら散歩をしながらラボに到着したアルトたち。門番的な存在はなく、すんなりと入ることができた。
「ラボって聞いたことはあったけどみたことなかったのよねぇ…」
「私も家にあった文書でしかみたことなかったわ」
ルーゼとリンネは初めて遊園地に来た子供のようにはしゃいでいる。ちなみにアルトはというと…
「すんばらしい…実にエクセレントかつエレガントだ…」
こちらも脳をやられているようだ。それもそのはず、その光景を表すのならThe近未来だ。見たこともない魔法、見たこともない機械のようなもの…新体験だらけだ。
「およ?お客さん?珍しいですね」
アルトたちが周りに気を取られていると少年のような声が聞こえた。声のする方に振り返ってみるとそこには身長130㎝くらいの男の子がいた。
「あ、あぁ…すいません、なにせ初めて来たもので…」
「なるほど、見たところ観光の方?ですかね?」
「観光っちゃ観光みたいなもんなんですけど…ルーファさん?に会いたくて」
そういうと少年は「うーん…」と悩み始めた。
「何かご都合でも悪いのでしょうか」
「いえ、そういうわけじゃなんですが…今ルーファ博士は研究室にこもっていて出てこないんですよ」
少年はやれやれという風に首をふる。
「困ったわね…どうしましょうか…」
各々悩んでいるとどこからか人の走る音が聞こえてくる。すると
「モルモット君!やっと完成したよ!『いくら食べても太らない魔法』がかんせいしたよぉ!」
白衣を着た金髪、オレンジ目の20代くらいの女性が現れた。
「ん?なんだ?新しいモルモットの仕入れを始めたのかい?健気なモルモットを持てて幸せ者だよ…」
勝手に一人で涙を流す女性。
「あのー…この方は?」
「…我が国一番のマッドサイエンティストで魔術師…ルーファ・M・スクエアードさんです」




