魔法国家マジリアン
馬車にガタガタ揺られながら2日が経過したころ、馬車がガタンと揺れ止まった。そこまでうとうとしていたアルトはその衝撃で脳を覚醒させる。
「着きしましたよお客さん、目的地のマジリアンです」
三人はいそいそと降りると目の間には待ちに待った魔法国家マジリアンが見えた。
「ここが魔法国家マジリアン…」
「何ぼさっとしてんの、行くわよ」
「そういえば私もマジリアンに行くのは初めてですね…わくわくします!」
みんなそれぞれの感傷に浸りながらマジリアンに入っていく。
中に入るとまず目に入ってきたのは町の奥にそびえたつ大きな研究所みたいな建物だった。街並みとしてはかなり普通で特段目を引くようなものはなかったのだが…
「やはりお約束はあるのか…」
そう、みんな箒をもっていたのだ!しかも乗って宙に浮いて移動しているのだ!
「お?観光客かな?ようこそ魔法国家マジリアンへ!私はガイドのギャンだ!みたところ何かお探しかな?」
きょろきょろしているとなかなか男前で活気のいいお兄さんから声をかけられた。
「その、ここに魔法を教わりに来たのですが…どうしたらよろしいのでしょうか?」
ルーゼが丁寧に尋ねる。
「そういうことならルーファさんのところに行くといい!ちょうどあの大きいなラボのところに住んでいるぞ!」
ビシッ!と奥のラボを指すギャン。なぜか太陽神が宿って見えるのは気のせいだろうか…
「ありがとうございました…んじゃまぁ…行きますか」
そういってラボに足を進めるアルトたち。
(さて…すんないと習得できればいいが…面倒ごとが起きませんように)
アルトの祈りは聞き届けられるのだろうか?




