仲間にしますか?
大変皆様お待たせしました!
「くあぁ…よく寝た」
心地の良い朝日が窓から差し込む、そんな中アルトは目を覚ました。体を起こし伸びをする。ベットから降りるとバルコニーに出て深呼吸を一つ。
「さぁて…準備をしたら出発しますか…」
洗面所に行き、顔を洗い、歯を磨く。いつも通りのルーティンで準備をしていくアルト。いつもの靴、防具、カバンを装備して「よし」といって扉を開けた。気持ちのいい朝の始まりだ。
「おはようアルト!早速だけど今日からあなたたちの旅についていくことにしたから!」
「…………何がどうしてこうなった!」
…気持ちのいい朝になるはずだったのに。
~~馬車の目の前にて~~
「なんでこの人がいるのよ…」
ルーゼに「クラウディアさんがついてくる」と伝えた結果、分かってはいたが疑問を持たれた。
「あなた達についていけばなにか面白いことが見れると思ってね!」
「いや、そもそもとしてクラウディアさんは王女じゃないの?!いなくなったらまずいんじゃないの?!」
「その辺は大丈夫!うちの大臣に聞いたらむしろ行ってきてください!って言われたわ!」
クラウディアがサムズアップしながらまぶしい笑顔で答える。
(それって厄介払いだったりしないよな?)
アルトがそんなことを考えているとクラウディアが二人の顔を交互にみたあと、王族としての礼をして
「そういえばちゃんとした自己紹介をしていなかったわ。私の名前は『リンネ・クラウディア』親しい者はリンネと呼ぶわ、二人もリンネと呼んで頂戴」
二人はいきなり物凄く丁寧な挨拶をされポカンとしてしまう。無理もないだろう…この瞬間まで真面目なところなんて見たことがないのだから。
リンネは二人がポカンとしているのをみて
「なによ?このくらい王族だもの…幼少のころから叩き込まれてきたわよ?さぁ、とっとと行くわよ!目指せ!マジリアン!」
「…こんな調子でいいのかしら」
ルーゼはため息をつきながら馬車に乗り込む。
「強制仲間イベント…」
アルトはこれから先のことを心配するのだった。




