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VAMPIRE VS HUNTER
「さぁさぁ!この大会も終わりが近くなってまいりました!今回も恒例どおり、決勝戦に限り武器の使用がなんでもOKになります!では決勝戦!スタートです!」
と、審判が言うとルーゼもアルトも急接近し切り結ぶ。
「おいおいお得意の高速移動はどうした?」
「そんなことをしてはすぐに決着がついてしまうでしょう?」
そんな会話をしながら相対する彼ら。しばらく切りあいが続くかと思われたが、ここでアルトが仕掛ける。
袈裟切りをしようとするがフェイントをかけ、ルーゼの腹に蹴りを差し込む。これをルーゼは回避できずにノーガードで受けてしまう…が、
「まだまだ甘いわよ!」
ルーゼは蹴りを食らって体制が崩れているはずなのになんと、剣をアルトに向けてぶん投げた。
「うおぉ?!あっぶねぇ?!」
アルトは産毛を剣がかすめ取るのを肌で感じ、上体を反らしギリギリで神回避する。
(マジで殺す気じゃねぇか!あっぶねぇ…でも、武器がなくなったな!)
回避した後の体制を立て直し、いざ反撃しようとした瞬間…アルトは驚愕した。なぜなら…
「さぁ…ショータイムよ!」
ルーゼの手には真っ赤な大鎌が握られていたのだから。




