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再戦
控室にて、ラジオ運動第二をする人が一人。彼はは軽く汗をかいており、体には熱がこもっているのがわかる。手首を回し、肩を回し、アキレス腱を伸ばす。一通り運動を終えた彼は「よし」と言うと。剣を一本担ぎ、闘技場へと向かった。
--別の控室--
「49…50、ふう」
彼女は剣の素振りを続けていた。そろそろ試合の時間に差し掛かるころ。彼女はいつも着ている鎧を着て出場の準備をする。そして最後に靴の履き具合を確かめると「絶対に勝つ」と独り言を言うと、闘技場へと向かった。
--闘技場--
「さて…あいつと戦うのは久しぶりだぁ」
観客の歓声を背にアルトはルーゼと戦った時の記憶を思い出す。ルーゼと戦ったのは学校への入学式だった。そこから少しは時間がたっているためお互いに成長をしている。
「そうね、あんたと戦うのも大体半月ぶりかしら」
ルーゼもそんなことを言いながら最初会ったころの記憶を思い出しているようだ。
「ほんじゃ、始めよう」
アルトが剣を構える
「ええ、始めましょう」
ルーゼが剣を構える
戦いの火蓋が、今…切られた。




