she is very strong
「さぁさぁ次の試合は!今回のゲストのパーティーメンバー!ルーゼ・ヒストリア選手と!こちらも不思議!他国から来られた謎の戦士!フライヤー!」
歓声を浴びながらで出てきたのは白い仮面をかぶった謎の女性であった。装備は軽装で腰と胸部しか守られていないというので、防御力などいらないと言っているようだった。
対してルーゼはいつもの恰好…つまり、鎧の『よ』の字も無い服装である。こちらに関しては防御なんてかなぐり捨てているのである。
「そんな防具で大丈夫なの?腰と胸しか守られてないじゃない」
ルーゼが問う。
「守る気のない貴女に言われたくないわ」
フライヤーがそう返す。ルーゼはその切り替えしに対し、無言で答える。
「んじゃ、始めましょうか」
フライヤーがそう言った瞬間、二人の姿が消えた。正確には、目に見えないスピードで戦っているのだが周りの観客からしたら消えていなくなったように見えるのだった。
「なかなかやるわね!フライヤーだったかしら?称賛に値するわ!」
「そう!それは光栄ね!」
軽口をたたきながら切り結びあう二人、力量は互角かと思われたがその拮抗はすぐに崩れた。
フライヤーが力を込めて強く弾こうとした瞬間、ルーゼがフッっと力を抜いたのだ。
「あっ!」
フライヤーから声が漏れ、体勢が崩れる。ルーゼはその一瞬でおなかに一発蹴りを差し込んだ。
「グ八ッ!」
そしてルーゼはフライヤーの背後に回り込むと背中にバッテンを刻むように切った。フライヤーはその痛みに耐えられず…意識を手放した。
「そこまで!勝者!ルーゼ・ヒストリア!」
ワァァァァァァと歓声が上がる。ルーゼはその歓声を浴びながらゲートをくぐり、控室へと戻るのだった。




