連れられた先
騎士に囲まれながら街を歩くアルト。周りの目がどうしても刺さってしまうので、気になってしょうがない様子だ。
「あのー…私はなぜ連行されているのでしょうか?」
と、近くにいた騎士に聞いてみる。返答は…
「…」
ノーコメントのようだ。
(どうしよう…これでいきなり牢屋に監禁とか、処刑とかになったら)
途端に心配になったアルト。もちろんルーゼには何にも連絡していないため、ルーゼとの接触も期待できそうにない。
(ま、なんとかなるでしょ)
呑気にそんなことを考えていたら、いつの間にか目的地に着いたようで
「女王様の命令を受けて戻ってきました!開門を希望する!」
と、先頭の騎士が言った。
すると、門が大きな音をたてて開いて、その奥には大勢の騎士が剣を上に構えて並んでいた。
その中央を騎士に連れられて歩く騎士とアルトたち。その光景はまるで、将軍様のおなーりー、のような光景だった。
(…え?俺ってそんなに重要人物扱いなの?)
戸惑いながらも流れで連れていかれるアルト。が、いきなり騎士が立ち止まってアルトをみると、
「ここから先は、あなた様一人で行っていただかねばなりません。では…」
と言って、去ってしまった。
(…とりあえず進みますか)
幸いにも道は1っ直線のようで、進むにつれ最初から見えていた扉が大きく見えてくる。
そして、扉に着いたアルトは扉に手をかける。するとそこには
「久しぶり、アルト」
いつぞやの猫耳少女がいたのだった。
お読みいただきありがとうございました!




