いやだねぇ…
〜〜アルト〜〜
アルトは今、なぜかわからないが貴族街にいた。
(思ってたより綺麗な街並みなんだな)
貴族街をぶらぶら歩きながらアルトは考え事をしていた。
(そもそも俺はここで何をすればいいとか一切聞かされてねぇからなぁ…どうしたものか)
そんなことを考えていると
「ちょっといいかい?」
と、後ろから声をかけられた。
振り向くとそこまで派手さはないがきっちりと整えられた服を着た男性がいた。
「君、もしかして闘技大会に出る冒険者かい?」
「闘技大会?なんだそれは?」
「知らないのか?今日は年に1回の闘技大会さ!世界中から冒険者が集まって実力を競うお祭りのようのようなものだ」
男は目をキラキラさせてまるで新しいおもちゃを目にして、喜んでいるような顔をして言う。
「へぇ!面白そうじゃねぇか!参加条件とかはあるのか?」
アルトはこれもテンプレの一部!と思いながら男に聞く。
「参加条件はこれと言ってないが、強いて言うなら冒険者であること…かな」
(これは…ルーゼには悪いが参加するしかない!)
そう思った矢先
「あっ!見つけたぞ!」
と言う声が聞こえた瞬間…アルトは黄金の甲冑を着た騎士たちに囲まれていた。
「アルト・エルノートだな?王城まで同行願おう」
こういう時、アルトはどうすれば良いかをよーく知っている。
「はい!同行します!」
と、満面の笑みで答えるのだった。
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