偽りの実力者 その1
〜〜〜ルーゼの戦いが終わる頃〜〜〜
アルトと猫耳少女はハロルドと対峙していた。緊張が走る中、一切笑みを崩さないハロルド。先に動いたのは…アルト達の方だった。
少女は距離を詰めるため、全力で前へ飛び出した。それを援護するため、ハロルドに矢を撃ちまくるアルト。はたから見たら絶望的だ。だがハロルドは先に飛んできた矢を全て切り伏せ、少女と切り結んだ。その打ち合いはとてつもない程激しく、アルトの目では追えないレベルだった。
「くぅ!」
少女がハロルドに弾き飛ばされる。その瞬間、追撃をさせないためにアルトはハロルドの足に向け矢を放つ。ハロルドは矢を避け、今度はアルトに目標を変えてきた。
「彼女よりも君の方が厄介そうだ!先に潰させてもらおうか!」
ハロルドはなんと剣をアルトに思いっきり投げてきた。アルトはこれを簡単に避けるが体制を立て直した時には目の前にハロルドがいた。そしてお腹に一撃入れられ
「ゴハァ!」
そのまま吹っ飛ばされた。
木に当たり止まるアルト。たった一撃だがダメージは比にならないほど食らっている。
「はぁ…はぁ…強いな……どうやったら勝てるんだよ…」
必死に勝利の鍵を探るアルト。考えていると
「ん!?…いや、まだ効果は切れないはずだ…想定している時間は1時間のはず…」
そんな声が聞こえてきた。
「…………これはいいことを聞いたぜ」
お読みいただきありがとうございました!




