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お偉いさん
「どうして僕がジークだと分かったんだい?」
ジークは特に感情を出さずにアルトに質問する。
「理由は肖像画とかで見たことあるってのとこんな昼間にローブを着てうろついているのはバレてはならない理由がある人…まぁ身分の高い人って予想だな」
アルトは頭の中で思っていた事をつらつらと述べる。
「だが、それだけでは僕とは分からないんじゃないかい?」
「その辺は勘だ、勘」
ジークはフッと笑うと
「なるほどね、面白いね君……ねぇ、今時間あるかい?」
「うーん……1時間位なら大丈夫だぞ」
「よかった…じゃあ僕について来てもらってもいいかい?大丈夫、何も怪しいことじゃないからさ」
アルトは少し考える。
(この後家に帰ってルイゼのご飯を食べたかったのだが…)
「いいだろう」
そう言ってアルトはジークについて行った。
30分ほど歩いて着いたところは
「ここが僕の家だ、どうぞ入ってくれたまえ」
「いやー……まぁ、知ってたよ?うん……でもさ…」
アルトの目の前にあるのはこの国の頂点であるセリアナ城だった。
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