間話 エキドナ・ルーデル
夢を見る。
いつの時代かわからないが誰かが戦っている。
4人の人がナニカと戦っている。
そしていつも…同じ所で醒める。
〜
「ん…」
(久しぶりにあの夢を見たな…一体いつぶりだろうか?少なくとも半年は見てなかったな。)
ベットから降りた女性はエキドナ・ルーデル、ディルハイム学園の校長を務めている。
彼女はいつもの朝のルーティンを始める。歯を磨き、髪をとかし、軽めの朝食を取ると先生の服を着て家を出た。
(そういえば…今日は入学式か、どんな子達がくるのだろうか)
学園に向かう途中でそんな事を考えるエキドナ。その時、ふととある言葉を思い出す。
『エキドナ、あの子をお願いね…』
思い出したと同時に苦い顔になる彼女。
(ああ、約束は守るとも…絶対に…)
決意を胸に、早足になるエキドナであった。
学園に着くと結果が書いてあるボードの前に人だかりが出来ていた。気になったエキドナは
「すまない、何があったか説明してもらえないだろうか?」
近くにいた女子生徒に声をかけた。
「あっ!校長先生!実は…」
女子生徒は詳しくエキドナに説明した。
(ふむ、ヒストリア家の長女がとある男子生徒に決闘を申し込んだ…か)
彼女はこの事件を鎮静化する為に現場に駆けた。
現場に着いたときには既に決闘は終わっていたようだった。エキドナは少年を見ると
「君は…」
確信は無かった。だが、纏うオーラがそう感じさせる。
「なるほど…君か…」
エキドナは二人に聞こえない程度の声でこう言った。
「…大丈夫だ、約束は絶対守る…任されたぞ」
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