好奇心
アルトがゴブリン討伐をしている頃…
「ふっ!」
ルーゼは十匹目を倒した頃だった。
「よし、こっちはある程度終わったわね」
額にかいた汗を袖で拭いながら呟く。証明部位のゴブリンの耳を剥ぎ取るとアルトと集合する予定の場所に向かおうとする。
その瞬間
「っ?!今のは?」
ルーゼの鋭い感覚が何かを訴える。何かまずい事が起きると。肌に鳥肌が立つ…腕を摩りながらルーゼは一番嫌な気配がする方向を向くと
「…そっちはアルトのいる方ね」
その方向はアルトが行っているであろう森の方であった。ふと、ルーゼはこの辺りのマップを思い浮かべる。
「確か…洞窟があったような…」
アルトを心配しながらルーゼは走って向かうのだった。
〜アルトside〜
「お?洞窟か」
アルトは大きな洞窟の前にいた。
「ん〜本当ならゴブリンも倒し終わったし、帰るところなんだけど…」
顎に手を当てながら考えるアルト、知らない洞窟に入るのはリスキーなのだが…
「覗くくらいなら…いいよね?」
好奇心には勝てないのだった。
ポーチから小さな松明を出して火をつけると、奥へとスタスタ歩いて行った。
「何もないのはつまらんのだが…」
好奇心で入った為、イベントが起きて欲しいアルト。そんな事を考えていると
「広いな…」
学校の体育館くらいの広さの空間があった。そして、その真ん中には
「グー…グー…」
寝息をたてながら寝る黒い竜がいた。
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