目覚め
こんにちは!
高坂時雨です。
3作品目完成しました!
前回に続き、希田と、雪菜が登場します。
今までは、けっこう簡単に勝ててたため、つまんなかったかも知れませんが、今回は、苦戦します。前回までと違い、まだ素人感はあるものの、けっこうおもしろく作れたと思うので、ぜひ読んでください!
〜捌説〜
俺らはプエルトリコに来た。
「さっきまでは動物みたいなのばっかだったが、今度は本物の怪物相手だから覚悟しとけよ!」
え!本物の怪物!?
「それは一体?...」
「赤くて大きな目、細長く尖った舌、鋭い牙、背中に棘、それに空を飛ぶ、これらの特徴を持った吸血鬼だ」
ガチの怪物っぽい...
「時雨、そんな吸血鬼知ってるか?」
「きっとチュパカブラのことね」
なんだそれ?
「そうだ、チュパカブラだ、やつはかなり危険なやつだ!家畜や人の血を吸い尽くす、まさに魔物のようなやつ」
まじかよ...
「手ごわいのは、空を飛び、舌を獲物に突き刺すだけで血を吸えてしまう事だ。それに、やつの唾液には、感染症を含んでいる。そこまで怖い感染症ではないが、感染した瞬間はかなり辛い。お前らを刀に例えたらやつらは、銃だ!」
やばいだろ
「今回は雪菜の羽を盾にすることは出来ないそれをやると雪菜が襲われる。ってか、本当はそんな使い方したくないんだがな」
「いや、そんな使い方しないだろ」
「え!マジで?それは辛い」
え?
「時雨?」
「私は、雪菜ちゃんの羽に救われたのに...」
まじかよ
「大丈夫、私は、フェニックスだもん、死なないわ」
「いや、だからって」
「雪菜、さすがにやめてくれ」
雪菜は、別に大丈夫なのにって顔をして
「わかった」
と言った。
「さてと、やつは牧場に出やすい、どこら辺に出そうか、雪菜わかるか?」
「ちょっと待ってて」
雪菜は羽を生やして空を飛び、辺りを見回した
「曖昧だけど、南南西の方の牧場に感じる」
時雨も
「私も、近くに来たら、感じることができるわよ」
と言った
「なら、牧場の近くに来たら、探してくれないか?」
「いいわよ」
俺らは牧場に来た。
「あの茂みの方に感じるわ」
早いな
「広い場所で戦った方がいいから、この辺で待機だな」
「了解」
21:00頃
「来たわよ、ヒツジやニワトリの方に向かってる」
雪菜が気づいた。メーメーメーメーコッコッコーコッコッコーコッコー騒がしい。
「私と天喜で行ってくる。見えなくなれるのは私と天喜だから」
「わかった」
俺はドラキュラになり、姿を見えなくした。
「さぁ、行こう!」
「わかった」
俺と時雨は、チュパカブラの方に向かって行った。
「天喜、私がおとりになる、効くかわかんないけど目で止めてみるから、うまくあいつを捕まえて」
「いや、危険すぎるだろ!」
「周りのヒツジ達を巻き込む気?」
「いや、それはよくないけど、時雨にケガをして欲しくない」
「なら、あんたがうまくあいつを捕まえることね」
時雨はやる気だ、仕方ない、ここは聞くか
「わかった」
メーメーッメーーヒツジが一頭捕まった。舌が刺さってる。舌を指し、牙を引っ掛け、手で固定するって感じだ。
「時雨、ヒツジが捕まったけど、お前がおとりになる必要なくね?」
「そ、そうねアハハハハ...」
まぁよかった
「んじゃあ、俺が捕まえたら、下から時雨が目を使ってチュパカブラを止めてくれ効くかわかんないけど」
「わかったわ」
俺はチュパカブラを見上げた。メ‐メ‐...鳴き声が弱々しくなってきた。今だ!俺はチュパカブラの首を掴んだ。ギリギリ舌が届かないみたいだ。ブブブブッブブブブブッ、チュパカブラが暴れてる。
「時雨、早く」
「わかってるわよ」
目がなかなか合わないらしい。俺はチュパカブラの爪が手にめり込んで来た。
「グッンーッギャー痛い、ギッ」
「は!効かない!天喜、効かないわよ!」
やっぱりか、しょうがない
「時雨、どいてくれ!」
「わかったわ」
時雨は距離を置いた。すると、俺はチュパカブラを思いっきり振り回したり、地面に引きずったりした。もう力ずくで倒すことにした。さすがに弱ってきたか。俺はチュパカブラを地面に叩きつけてみた。だいぶ弱ってる。とどめだ!俺はチュパカブラのことを思いっきり踏みつけた。重力を使って。チュパカブラを倒した。
「ハー、ハー、ハー、ハー、ハ」
今回も簡単に倒した風に感じるかもしれないけど、今回は正面から戦えないから、けっこう大変だったからな。増して舌が異常に長いから、舌だけは絶対に触れないようにするのがかなり難しかったぞ。しかも、こいつは爪が本当に鋭くて硬いから、手が死ぬほど痛かった。普通の人間だったら絶対に手術しても使えなくなってるだろうな。吸血鬼だからもう治ったけど。
「おーい、大丈夫か?」
希田達が来た。ってあいつら何やってたんだよ
「あんた達何やってたのよ?」
結局こいつら何もしてないよな?
「あ、」
雪菜が何か言いたげにしてるが、希田は気付かず
「実はお前らがチュパカブラと戦ってる時、雪菜が空を飛ぶ大きな未確認生物を見つけて、天喜達のとこに向かってたから俺らはそいつを払ってたんだ」
「もう来るわよ」
「キー」
どっからか、かん高い声が聞こえてきた。
「天喜、後ろ!」
雪菜に言われ後ろを見たらとんでもないやつがいた!
「キー」
「なんじゃこりゃ!」
バカでかい!しかも空を飛んでいる。
「キー」
〜玖説〜
やばい、でかすぎる。しかも空を飛んでいる!
「やっぱ戻って来たか」
やばい、まじかよ、怪物倒した後にまた怪物と戦うのかよ!
「こいつは?」
「モスマン、会うと不幸になると言われている。こいつは未確認生物だがな」
こんなでかいやつに俺らが勝てるのか?
「時雨、戦えるか?」
時雨はヤベーみたいな口調で
「ま、まぁ戦えないことはないかなー?」
って言った。まじかよ、戦えるのは俺と雪菜だけかよ...
「しょうがない、行くか!」
「はい」
俺と雪菜はモスマンに向かって行った。こいつは目なんか効くわけないだろうから、最初っから攻撃してく。
「はぁー!!」
とりあえず蹴る、殴る。でもびくともしない。雪菜も。同じことしてみたが効かない。そしたら、雪菜の足から、でかく鋭い猛禽類のような足が生えてきて、
「はぁー!!」
モスマンを掴んだ。だが、
「キーキー」
モスマンに振り回され、あまり意味なかった。
「こんなやつ、どうやっておいはらったんだよ!?」
「...」
雪菜は答えない。そのまま、俺と雪菜は弾き飛ばされた。
「ぐぁっ」
「キャッ!」
勝てない。どうすれば?
「天喜くん、勝てる気しないのかい?」
「え?」
「大丈夫か?こいつに勝てるのか?」
「まだまだ、勝てるさ」
「本気で言ってる?」
「君は、驚かないかい?僕が衝撃的なものだったとしても」
何を言ってるんだこいつは?
「何言ってんだよ希田」
俺は立ち上がり、モスマンに向かって行った。
「はぁーー」
俺は右拳に力を込めた。一瞬、赤くて眩いオーラーが見えた気がした。
「はーぁーっ!!」
モスマンを思いっきり地面に殴りつけた。そして、トドメの一撃!!
「ハァッ!!」
思いっきり胸部を殴った
「キーー」
「ハー、ハー、ハー、ハー」
かなり体力を消耗した。
「す、す、すごい」
モスマンは、また起き上がろうとしたが、無理そうだ。そのまま、目の赤い光が消えた。
「ハァ!...アァ...」
みんな、びっくりのあまり、言葉を失った。
サラッ
「なんだ?」
サラサラサラッモスマンが、砂のようになって消えた。俺も、あまりに体力を消耗しすぎてその場に倒れ込んだ。
〜捨説〜
気がついたら、俺は家のベッドで寝ていた。
「スー、ハー」
深く息をした。
「お!」
時雨と希田と雪菜がいた。
「いやーなかなかだったよ」
「え?」
「まさか、あれで急にモスマンを倒すなんて!」
「モスマン...あ!」
思い出した。俺は、アメリカでビックフットを倒し、プエルトリコでチュパカブラとモスマンを倒したことを。
「まさか、キミがあんな力に目覚めるとはね!」
「あの力って何だったの?」
「わからない。でも、ものすごく強力な力だったのは間違いない」
「なんか、私あの力から、聖なるエネルギーを感じたわ。
「え!そうなのか雪菜?」
「うん」
なるほど
「悪いものではないのかもしれない」
「ところで今は何時なんだ?」
「夜の7:00よ」
「本当に日帰りできたのか?」
「いや、アメリカに行ったのは昨日の話よ」
「日帰り出来てなかったのかよってことは、みんな、俺らがどっか行ったって心配してたんじゃないか?」
「それは大丈夫よ天喜、私がアメリカに行く前にみんなが心配しないようにしといたから」
「何したの?」
「えーと、それは今度教えるね」
「あーそう」
「とりあえず、もう寝な」
いや、今寝てたんだけど、まぁ疲れがまだ取れてない気がするしいいか
「うん」
「それじゃあね」
「おう」
「バイバイ」
3人とも出ていった。と思ったら
「あ、忘れてた。食事、食べられそうだったら食べといてね」
時雨だ
「おう、ありがとう」
「んじゃ、じゃあね」
「じゃあねー」
翌日、俺は普通にいつも通りだった。特に肉体的にも精神的にも変化なく、周りも特に変化ない。昨日のは夢だったのでは?とか思ったくらいだ。
放課後
「天喜ー調子はどう?」
「普通だよ」
「そっか!よかった!」
急に雪菜が来た。
「上を見て、竜がいる!」
「え!ウソでしょ!?」
俺らは速攻空を見た
「いないじゃん」
「いるわよ」
本当だとしたら、こいつの視力は尋常じゃねー!ついてきて、「うわ、おっと、ちょっと待って」
急に俺の手を引っ張って走り出した。
「あ、私もー」
時雨もついてきた。学校の裏に連れてこられた。
「飛ぶわよ」
えー
「早く、ドラキュラになって」
「はいはい」
俺はドラキュラになった。
「飛ぶわよ!」
俺は飛んだ、
「ってえ!時雨!?」
なんと、時雨も飛んでるのだ!!
「お前、飛べたのか!?」
「なんか、天喜がモスマンを倒すために覚醒した時以来飛べるようになった!」
まじかよ!
俺らは、どんどん上空に登って行った。
「ほら、ここなら見える?」
あたりを見回した。
「わ!本当だ!」
俺らは本物の竜を見たのだった。
「こいつは未確認生物なの?よくわかんないわ」
つまり、未確認生物ではない本物の竜かもしれないのか!俺は驚いた
夢希の転生<目覚め>を読んでいただきありがとうございます。今回は、突然現れたモスマンに対し、全然勝てなかったものの、希田に突然変なことを言われ、悔しくて突然覚醒しかけ、そしたらモスマンに勝てた天喜、ここは一番面白いとこかと思ったのですが、いかがでしたか?楽しめたならよかったです。
まさかの上空に現れた謎の竜、これの正体をちょくちょく探って行こうと思います。
さて、次回は、希田のあの言葉の意味がわかる予定です。ちなみに、次回以降から天喜が希田を呼ぶ時の言い方が「秀生」に変わります。お楽しみに!




