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『The Giving Tree おおきな木』  作者: 設樂理沙


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The Giving Tree おおきな木 6

6.


 子供達には森下くんとのことを割合正直に話した。

 娘達が成人した時、きっと変な交流だったと気付くだろう。


 だけど私も子供達も森下くんが必要。

 初めて出会った日に私達親子を静かに抱き締め受け止めてくれた人。


 夫でさえ、実の父親でさえ、私たちを抱き締めてはくれないのだ。

 他所に抱き締め受け止めてくれる人を求めて何が悪いというのか。


 3人になってしまったけれど、私は身体も心も満たされて幸せだった。



 私は早朝から昼までスーパーで働き出した。

 その間は森下くんが子供達をみてくれる。


 足りない生活費は、森下くんが出してくれた。



        ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 



 暑い夏も終わりを告げようとする9月の終わりに、夫から

連絡があった。


 『自分は元彼女に再会して舞い上がり、今までの自分は

どうかしていた、以前のように私達と暮らしたいと

思ってる、帰ってもいいだろうか?』という打診だった。


 私はすぐに家族の森下くんに相談した。



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