第3話:砂漠
ねこです。どうも。
今いる国には何にもありません。
いや、あると言えばあるのですが・・・
一面砂の世界です。
もう歩いて一時間になります。水が恋しくなりますね。
ここではみんなが環境を破壊しているおかげで、
砂漠化が進んでいるとか。
私はここで、砂漠に木を植える活動をしている人たちに会いました。
中には日本人の方もいるんです。
その人たちは世界中を飛び回り、木を植えているんだそうです。
日本人の方が語ってくれました。
「私たちはずっと木を植え続けています。今まで何万本もの木を植えたでしょう。
でもいっこうに砂漠は減りません。
皆さんが一人一人考えるのが大切だと思うんです。」と。
私も考えます。
私に何ができるか。
私は皆さんに別れを告げ、また歩き始めました。
さて、もうすぐ家に帰りましょうか。
そろそろご主人に会いたくてたまらなくなってきたのです。
帰ったら、今回知ったいろんな事、
みんなに教えてあげるんです。
さあ、帰りましょう、私を待っている家族のもとへ――――――――――――――――
何万本も木を植えている方がいるのは本当です。その一方で、砂漠が減らないのも本当なんです。大変ですよね。