懲りずに恋をした日
はじめましての方ははじめまして。すぐに終わってしまう話ですがよろしくお願いします。
知ってる方はおひさしぶりです。今回はちょっとだけシリアスです。あくまでちょっとだけなので、ほとんど誤差かもしれません。
田中さんがまた恋をした。
「で、なんでアイツに惚れたの?」
「消しゴムをくれたの! とても素敵だったわ!」
(・・・・・・むかむか)
「それでね! とっても笑顔が可愛いくてー」
(むかむかむかむかむかむか)
田中さんはお弁当をあげるらしい。
「好みとか知ってるの?」
「あっ、そうだった! 聞くのを忘れてたわ!」
(あっ)
「ちょっと聞いてくるね!」
(し、しまった~!)
田中さんから味見を頼まれた。
(うっ。美味しい)
「ど、どう? 美味しくできてる?」
「・・・・び、微妙」
「えぇ!? 微妙なの!?」
(悲しそうな顔するなよ~!)
田中さんが空の弁当を持って泣いていた。
「ど、どうしたの!?」
「お弁当は嬉しいけど、チビ女とは付き合えないって」
「あらら」
「ど、どこ行くの?」
「制裁かな」
最初の頃はこんな感じだったので、それを思い出したくて書いてみました。片想いの人の幸せを祈るのって素敵ですが、状況によっては辛いですよね。
こんな青春。作者も送ってみたかったな思いますし、似たような経験もしてみたいと考える今日この頃。
さて、最期まで読んでいただきありがとうございます。またお会いしましょう。それでは。