たまには図書室で
田中さん放課後、図書室で過ごす。
「珍しいね、田中さんが図書室って」
「うん。佐藤さんの教えてくれた本を探しに来たの」
「あらら」
「でも、あそこにあるんだけど・・・・うーん、うーん、届かない~!」
「読む前から大変」
佐藤がそわそわしてる。
「お前も珍しいな、テンション高い?」
「ん(そうね、本好きを増えるなら嬉しいし)」
「あらら」
「もー、どうしてあと少しなのに届かないのー!?」
「でも、困ってる田中さん見るのも良いでだろ?」
「ん(まあね)」
木村さんも図書室に来た。
「へえ、木村さんも図書室で本探すの?」
「は?なわけねーだろ、本なんて読んでたら眠くなるっつーの」
「あらら」
「でも図書室は静かで良いからな。昼寝にはうってつけよ」
「本読めや」
殴られたけど、図書室に来る理由を聞いたら意外だった。
「佐藤に会いに来てるの?」
「あぁ。もうダチみたいなもんだろ」
「あらら」
「それに、田中の隠し撮りを交換したりすっならな。お、あと少しなのに届かなくて背伸びしてる田中だ!写メ写メ~」
「あれならもう佐藤が写メ撮ってたよ」
とりあえず本を取ってあげた、でも。
「え、何で3人とも顔怖いの?」
「あともう少しで取れたもん!べ、別に助けてもらう必要なかったもん!」
「うえぇ!?」
「空気読めよてめぇ」
「ん(本当よ。あら、涙目で怒っている表情いただき)」
とりあえず、僕と田中さんと木村さんは本を読む。
「僕はミステリー」
「私は恋愛物」
「あたしはバトル物」
「ん(まあ、個性は出てるわね)」
15分経つ。
(犯人はこの人かな?)
(わっ、わっ、いきなりキスしたわ!)
(へー、意外と面白いじゃん。でも主役がヘタレなのはなー)
「ん(さて、隠し撮り隠し撮り)」
30分経つ。
(探偵出てくるの遅いな)
(あれ、お別れしちゃうの?どうしてどうして?)
(バトルねーと、眠くなった。ふぁ)
「ん(あら、木村さんの眠そうな顔も良いわね)」
45分経つ。
(なるほどなるほど、でもこの人じゃ動機が)
(何よこの恋敵!酷い!)
(ぐー)
「ん(寝顔いただき)」
一時間経つ。
「ふー、面白かった。まさかあの人が犯人だとは」
「良かった~!ハッピーエンドになったわ~!」
「ぐー」
「ん(このアングル最高)」
「何してんの佐藤」
最後まで読んでいただきありがとうございます!
今回は少し長目になりました。個人的に図書室は好きなので、そういったネタを挟んでみたいと思ってたので、今回書けて楽しかったですね。
では今回はこのへんで。それでは。




